後輩におごることについて
私は大学4年間で後輩に何度もおごってきました。
「人のためにお金なんか使いたくないよ!」「自分のためにお金は使いたい!」と考える人もいるかと思いますが、おごることについて自分の考えをまとめました。
なぜ後輩におごるのか?
理由は1つです。
それは信頼を得るためです。
そして、おごることとは単にごはん代を出すのではなく、
「その人の時間を買うこと」だと考えてます。
特にグループや組織の中で活動するときには信頼関係は不可欠です。
その信頼を手に入れる手段として、私は後輩におごっています。
信頼を得るのには時間がかかる。
人から信頼されるって中々大変です。
自ら仕事を責任感もって行うことや、誠実に対応することで人から一定の信頼を得ることは可能です。
ですが私の考える最大の信頼は「自らのお願いを快く引き受けてくれる」ことです。
「○○さんのお願いならよろこんでやりますよ!」ここまでの信頼関係を自分は目指しています。
これはグループ・組織の中で活動する上では非常に重要です。
人から信頼されることで、活動の幅が広がります。
また信頼を得ている人が多いほど、人間関係も良好なのでその組織内で居場所を確保することができます。
この状況を目指すには多くの人から信頼を得る必要があるため、時間を要します。ですが、後輩におごることで多くの時間をかけずに信頼を得ることが可能だと考えています。
人の時間を買う。
私は後輩におごることとは、その人の時間を買うことと同義であると思っています。
「ご飯食べに行こうよ」
この言葉には隠れている意味があります。
それは「あなたの時間をください」という意味です。
ごはんに一緒に行くということは、その人の予定に自分を組み込んでもらうということです。
本来、自分とごはんにいく時間にはバイト・趣味・勉強・・・なんにでも使える時間があったはずです。つまりその貴重な時間を私にくれたという意味なのです。時間は生まれてから増やすことが出来ない以上この意識は重要です。
そのため私は「ごはん代を出す=おごる」ではなく「おごる=その人の時間を買う」だと考えています。
おごるとき
いざおごるとなったときに意識していることは、誘った人を楽しませることです。
なぜかというと、共有した時間がつまらなければ自分への好感度が下がる可能性があるからです。好感度・信頼を得るにはお互いに楽しめることがベストです。
そのため相手の好きな話題を話してもらえるように会話を誘導します。
互いの共通項であることを話しても良いです。
その際注意することは、例えば共通項が「仕事」である場合、その話題が好きな人と嫌いな人できっぱり分かれます。
好きな人とは仕事を語りあることで一気に仲良くなれますが、仕事の場以外でそういう話はしないという人は微妙な空気になってしまいます。
そのような人も大勢いるということは念頭に置いておいたほうが良いです。
後者の場合は相手の趣味だとか最近起こったことなどをメインで自分は話します。
会話をするときは、なるべく相手に気持ちよく話してもらえるように聞き役に徹します。ただ、聞き役をするのではなく前提として相手に興味を持つことが重要です。
人は自分が発言している時に脳が気持ちよさを感じるそうです。(やたら周りをみないで1人でずっとしゃべる人がいるのはこのためです・・)
ですから、相手の好きな話題で話してもらえれば、「楽しかった」と思ってもらえることが可能なわけです。
もちろんそうすれば上手くいくわけでもないので、自分も興味を持って聞いたり、話を盛り上げることは必要です。
相手に興味を持ってもらえていると感じたときは自分もうれしくなります。
相手に興味を持ち、聞き役になることで相手からの好感度は上がりやすくなるはずです。
好感度が高い=信頼につながります。
このようにして自分は信頼関係を築いてきました。
まとめ
・おごることで効率的に信頼関係を築くことができる。
・信頼関係を築くことで、自らの活動の幅が広がる。
もちろん「おごる」ことは一つの手段でしかありません。
その人の人柄や姿勢だってとても重要です。
ただご飯をおごるというのは、相手の時間を良い意味で独占できるということです。日常生活の中で相手と時間を長く共有することは中々難しいです。その点からも実はごはんに行くことは重要な意味をもっているのです。
「お金かかるわ!」と思うことが普通ですが、信頼関係はお金を積んでも手に入らないものです。自分のために使ってもよいですが、このような使いかたもあるんだと思って頂けたら幸いです。
低予算で人におごる方法も今度紹介したいと思います。