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査定上位を取り続けてわかった"デキる設計者"の「ロジカルコミュニケーション術」
このノートが初めての方もいると思いますので、自己紹介させてください。
僕は31歳で設計8年目のエンジニアです。
26歳の時に中小企業で働いていたのですが、ステップアップのために大手に転職し、かれこれ5年間勤務しています。(今回は触れませんが、副業でブログアフィリエイトもやっています。)
私はこのタイトルにある“デキる設計者”だとは思っていませんが、おかげさまで査定はいつも高評価で、全体の3%しか与えられない最高評価をもらったこともあります。
良い査定をもらうこと=“デキる設計者”ではないとは思いますが、査定が高いことは設計者として求められる能力を適切に発揮できていると言い換えることはできます。
そんな、査定上位を取り続けてきた私が、業務を適切に評価されるための「ロジカルコミュニケーション術」を紹介したいと思います。
ロジカルコミュニケーションとは
ロジカルコミュニケーションという技術をご存知でしょうか。
ロジカルシンキングは一般的に知られていますが、ロジカルコミュニケーションと、どのような違いがあるのか理解しているでしょうか?
簡単に説明しましょう。
「ロジカルに考えなさい」と言われる際に求められる能力は、ロジカルシンキング。
「ロジカルに説明してよ」と言われる際に求められる能力は、ロジカルコミュニケーション。
これからわかる通り、ロジカルコミュニケーションは説明をする時に使用する能力です。
この能力は、相手に説明を理解し納得してもらうために重要な技術であると言えます。
査定上位を取り続けるためには、社内・社外ともにあなたが伝えたいことを適切に伝えて、納得してもらう必要があります。
このnoteでは、査定上位を撮り続けるために必要なロジカルコミュニケーション術を紹介していきたいと思います。
ロジカルコミュニケーションに求められるもの
ロジカルコミュニケーションに必要な「力」を3つ挙げましょう。
①情報整理の瞬発力
②情報の総括力
③情報の腹落ち力
これら3つの力について、私の解釈を基に解説をしていきたいと思います。
①情報整理の瞬発力
ロジカルコミュニケーションに必要な「力」で最も重要な力は情報整理の瞬発力であると言えます。
言い換えると、目の前に急に出てきた情報を瞬間的に理解する力です。
コミュニケーションは時々刻々と情報が変化していきます。
その情報の変化にいかに対応していくかということがロジカルコミュニケーションのポイントとなります。
細かい説明よりも具体例を示していきましょう。
例えば、あなたの目の前にある雑誌を開いてください。
その雑誌の見開き1ページに書いてあることを1分間で確認し、次の1分間で説明してください。
・全体概要
・キーワードを3つ抽出する。
・抽出した3つキーワードの説明をする。
上手く説明できたでしょうか?難しかったと思います。
どんな情報でもいいので、1分間で理解し1分間で説明するというクセをつけてください。
これを練習することで、目の前にきた情報を処理する力が身に付き、説明の瞬発力が改善します。
繰り返しにはなりますが、コミュニケーションは時々刻々と情報が変化していきます。
その変化に対応しながら、相手への理解を促すためには情報をコンパクトかつ瞬間的に要約をしていくことが重要です。
以下に私が実際にやってみた例文を掲載しておきますので参考にしてみてください。
<例文>
・雑誌:
日経モノづくり4月号
・全体概要:
この安川電機の安川ソリューションファクトリに関する記事を説明しますね。記事タイトルは、作業者数1/3でスピード3倍、異音検出と故障予定でAI活用です。この記事には大きく3つの内容が書かれています。
・キーワードを3つ抽出する。
1つ目は会社概要、2つ目はAI活用の効果、3つ目は工場の特徴です。
・抽出した3つキーワードの説明をする。
1つ目は会社概要です。所在地は埼玉県入間市で2018年12月から稼働しています。生産品目はサーボモーターなど約1000種類で、月産10万台の生産能力を持っています。
2つ目はAIの活用効果です。この工場ではIoTやAIの活用によって、サーボモータのタクトタイムを90秒から30秒に短縮したんだそうです。それによって作業人数も1/3に減らすことができたんだそうです。
3つ目は工場の特徴です。この工場には「統合指令室」があり8枚のモニターに設備の稼働データや生産実績をリアルタイムで情報を表示し生産実績を見える化しているという特徴があるんだそうです。
以上が説明となります。
②情報の総括力
①では情報に対する瞬発力を解説しましたが、②では瞬発的に得た情報から要点をまとめる能力です。
例文の内容を、他人に説明すると「で、要は何がポイントなの?」と思われてしまいます。
こんな時に、要点をパッと回答してあげると、途端に説得力が増します。
例えば、①の説明をした後に、
「IoTやAI導入により、リアルタイム情報がすぐに確認できるようになったことで、生産のムダ削減による改善につなげることになった成功例だと言えます。」
と説明をするだけで、①の説明に対する納得感が得られたのではないでしょうか。
でも、これだけだと今一つ物足りなさを感じたのではないでしょうか?
これは、今まで説明した内容にあなたの意見が含まれていないからです。
最後は、情報にあなたの意見を盛り込んでいくために必要な「腹落ち力」の解説していきます。
③情報の腹落ち力
腹落ち力とは、あなたが説明し総括した情報をあなたの中で咀嚼して、あなたの言葉に置き換えてあげる力のことです。
これには、答えはありませんが、雑誌から得た情報とあなたの経験から得た情報を足し合わせることで、オリジナリティのある意見を出すことができると思います。
感じたことや共感できた感情を意見にのせるとより重みを増すことができあます。
これは1つの例ですが、私の場合は次のように回答します。
「この記事の通り、IoTが注目されるようになって、従来センシングしていなかったパラメータの監視によって、組立時の修正回数を減らすことができたり、故障予測精度が上げることができたりと現場との相性のいい技術であると感じています。一方、私の設計業務の中でも、量産バラつきを考慮した後戻りの無い設計を開発段階から求められる機会が多くなってきています。その観点でも、IoT発展に伴って蓄積されていくデータは、設計目線での活用もできると考えています。」
・・・少々難しく書いてしまいましたが、情報に対する意見とご自身の立場や経験からの意見を織り交ぜて回答をしてみるといいです。
以上がロジカルコミュニケーションに必要な3つの力です。
これらの内容を練習しながらロジカルコミュニケーションの技術を身に着けていきましょう。
説明は以上となりますが、ご質問ご意見があれば、コメントいただければと思います。