M6 ふぞろい feat. Tani Yuuki & ひとみ from あたらよ
作詞 KERENMI / タカノシンヤ
作曲 KERENMI
編曲 KERENMI / KOHD
MIXエンジニア KOHD
A.S.A.Bに移籍して最初のシングルである。
Tani yuukiとひとみ(fromあたらよ)はレーベルのスタッフからの提案だった。
元々はこのアルバムに収録されていないたくさんのデモを作ってあり、
そちらを優先してリリースしていきたい気持ちが強かった。
しかし今回のアルバムは「人と一緒に作る」というところに重きを置こうと決めていたので、まずは新レーベルのスタッフの言葉に耳を傾けることにした。
そしてもちろん彼らの曲がSNSをざわつかせていたのは知っていたので、
せっかくなら彼ら二人をイメージして新たに曲を作ろうと考えをシフトして出来上がったのがこの曲。
結果、二人とやることで自分一人ではできなかった発想や開け忘れていた引き出しが開いた感覚があった。
このアルバムで多種多様なアーティストとコラボできたのも全てはTani yuukiとひとみとこの曲をレコーディングできたことが始まりだった。
打ち合わせした瞬間や、やろう、と決めた時が一番脳が働く気がしている。
そのことばかり考えるので寝ている時も考えていることが多く、この曲も夢で出てきたものをベースにしている。
「誰も知らない知られちゃいけない」に関しては元ネタはデビルマンかと思うが、世代としてはShing02が強烈な印象に残っている。
この言葉とメロディが出てきてしまったので、男女二人のデュエットで2020年代版「3年目の浮気」のような歌詞にしようと決めた。
男女の設定を決め、ラフな歌詞の掴みを書いたところでタカノシンヤとやり取りを開始した。
Aの進行はM2のサビと同じくsunny進行の亜種。
BとサビはDAWに向かって作曲した。
2番のTani yuukiのバースは90年代後半〜00年代前半のメロディラップ的アプローチにしたいと考えていた。
ラフな仮歌を録ったものにタカノシンヤが歌詞を載せてくれている。
この曲もKOHDにアレンジで入ってもらっている。
Aのビートは大体出来上がっていたがBは全く手をつけていなかったので、先にKOHDにアレンジしてもらい、後にわたしが太鼓や琴を入れている。
サビのビートとベースの雰囲気は決まっていたが何かが足りないと感じていた。
その時「漠然としたアジア」というイメージだけがあり、初期Halseyの名曲「Ghost」のMVやウォン・カーウァイ「恋する惑星」の映像が浮かんでいた。
このイメージを3人で共有しKOHDに二胡のカットアップを入れてもらうことでサビが輝き出した。
サビのスラップは森光奏太(dawgss)。
コロナ禍に知り合い、顔を合わせる前にゆずの「RAKUENN」でリモートでベースを弾いてもらったのが最初で、その後食事で初めて顔を合わせるというなんとも当時の感じの出会いだった。
一緒に仕事をするのは2曲目で、数パターン弾いてもらったものの中から美味しいフレーズをチョイスしている。
さらにそのスラップに対して、KOHDがワイド化とサブベースをユニゾンさせている。
レコーディング風景含め、制作の過程はこちらの動画も参照していただきたい。
Full Album「interchange」
2024/11/20Release.
各曲楽曲紹介はこちら。
使用機材・あとがきはこちら。
「ふぞろい feat. Tani Yuuki & ひとみ from あたらよ」配信リンクはこちら。
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