
M12 世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended
作詞 タカノシンヤ / KERENMI
作曲 KERENMI
編曲 KERENMI / KOHD
MIXエンジニア 熊坂敏
HONDA VESELのCMソングとしてKERENMIとして初のタイアップソング。
前述したように「M4 border line feat.梓川」含め6曲ほどワンコーラスのデモを作っていたが、
改めてクライアントのイメージに合わせて作ったのがこの「世界」だった。
リクエストは「オーガニックなイメージのサウンドでかつ疾走感」
KERENMIが今まで、そして今作でやるサウンドと葛藤が若干あった。
しかし必ず先方のイメージと自分の目指すべきサウンドが合致する部分があると信じて制作を始めた。
メロディにノスタルジー感じさせたいと考えながらメロディを作っていた。 多く参考にしたわけではないが、脳裏によぎっていたのは
TM NETWORK「SELF CONTROL」
米米CLUB「浪漫飛行」
a-ha「TAKE ON ME」
など、80年代の疾走感のある8ビートのポップスだった。
男女2人のデュエットになることも決定していたが、疾走感を失わないために転調をしないことを課した。
和声とメロディはほぼ一筆書きの感じでラフなものは作ったが、まとめる作業は緻密に行なった。
男女のキーを想定すると非常に音域の広い曲になってしまうので、
そう聞かせないようにハーモニーやオクターブで重ねるポイント、
2Aでのメロディの変化などを注意深く構築していった。
上記の80’sなメロディと和声に加え、Lizzy McAlpineのサウンドの質感を参考に、
KOHDとこれまでやってきたKERENMIの2ndでやるべき方向を探りながら作って行った。
アコギを入れたいと考えXで案件は伏せて募集した。
bpm160の曲で自宅でめっちゃいい音でアコギ録って送れる人いたらDMください
— 蔦谷好位置 Koichi Tsutaya (@KoichiTsutaya) March 21, 2024
数十件の応募の中から数人に4小節のループだけを弾いてもらった。
その中から一番この曲のイメージに近かった田村雄太に弾いてもらうことに決定した。
本当にバタバタのスケジュールの中、キーやサイズ、ニュアンスの変更にも迅速に対応してくれたことで制作の勢いもついた。
この曲の制作の様子はこちらで追ってもらっている。
直前のオファーにも関わらず引き受けてくれたWho-ya ExtendedとMotoの声色の抜群の相性と素晴らしいパフォーマンスのおかげで、想定していた以上の仕上がりになった。
またCMの効果で多くの人の耳に届いたことは
わたしとこのアルバムにとって非常に重要で喜ばしいことだった。
Full Album「interchange」
2024/11/20Release.
各曲楽曲紹介はこちら。
01. interchange
02. join my band feat. Skaai
03. TOKYO 君が everything feat. キタニタツヤ & クボタカイ
04. border line feat. 梓川
05. boy feat. asmi & imase
06. ふぞろい feat. Tani Yuuki & ひとみ from あたらよ
07. ケタタマ feat. Mori Calliope
08. 名前を忘れたままのあの日の鼓動 feat. 峯田和伸
09. クリエイター
10. アダルト feat. アヴちゃん from 女王蜂 & RYUHEI from BE:FIRST
11. おぼろ feat. 佐藤千亜妃
12. 世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended
13. RE:interchange feat. KOHD
14. 大人 feat. 谷絹茉優 from Chevon
15. 馥郁たる日々
使用機材・あとがきはこちら。
「世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended」の配信リンクはこちら。
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