ロゼワインのテイスティングコメント 〜ロゼの魅力とその特徴〜
はじめに
「ソムリエ・ワインエキスパートのテイスティング試験にもしロゼワインが出題されたら?」という噂を毎年のように聞くようになりましたが、未だ出題履歴はありません。とはいえ、呼称資格を取得後、ソムリエ、ワインエキスパートと名乗る以上は、ロゼワインやスパークリングワインのテイスティング分析をする能力は必須とも言えます。
白赤ワインのテイスティングトレーニングをしっかりと積むことで応用も可能ですが、やはり実際に向き合ってみることがとても大切です。
ロゼワインの魅力
「ロゼワイン」と聞いてまず思い浮かべることは何でしょうか。ロゼワインに対する世間からの評価というのは、日本においてはまだあまり高くないと言えるでしょう。現にレストランにおいても「ロゼをグラスワインで」となると、常に準備しているところはまだまだ少ない様子。
ロゼワインの魅力とは何か?
まずその色合い。とても華やかで惹きつけられる色調は、食事への期待感を抱かせてくれます。透明瓶が多いのも、この大きな魅力である美しい色調を直接見てもらうためなのです。
次にその味わいのバリエーションの豊富さ。極めてドライなものから、甘さを感じるものまで幅広く、料理にペアリングする上でも、ここはとても重要な要素になります。
さらにロゼワインは、基本的にとてもリーズナブルでコストパフォーマンスが高いアイテムが多く揃っています。
「料理の色合いとワインの色合いを関連させて考えるとうまくマリアージュする」といいますが、そういった意味でも外せないのがこのロゼワイン。今後ロゼワインをより理解し、親しんでいただくことで、食事とワインの組み合わせのバリエーションや楽しめるシチュエーションを広げることができるのは間違いありません。
最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂