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芸能人格付けチェック2023 100万円のワイン VS 5,000円のワイン

はじめに


毎年話題となっている「芸能人格付けチェック」に出題されるワイン。昨年は「シャトー ムートン・ロートシルト1929年」という100年近くもの長い間熟成されたボルドーワインが出題され、非常に興味深いブラインドテイスティング比較となりました。

そして今年出題された注目のワインは、1994年の「シャトー・ペトリュス」。

こちらはフランスのボルドー地方、ポムロール地区で生まれる赤ワイン。数々の伝説を持つ、おそらくボルドーで最も高い金額で取引をされるワインです。30年近くもの長い間熟成されたこのワインが、一体どのような香り、味わいとなっているのか。

一生に一度飲めるかどうかという未体験ゾーンのワインだけに、その個性を想像しながらのテイスティングの中、ボトルバリエーションも考慮する必要があります。

約30年間熟成したワインというのは、それに準じた熟成変化が現れるもの。そして重要なことのもう一つとして、このワインのブドウ品種がほぼメルローから造られているということです。

一方、「5,000円のボルドー産の2012年の赤ワイン」としか情報がないもう一つのワイン。

個人的にはむしろこちらのワインが一体何なのかが非常に気になるところですが、おそらく多くの皆様も同様に、このワインの銘柄が気になったのではないでしょうか。

銘柄が公表されることはないとは思いながらも、今回、一視聴者として番組で放送された情報から勝手に予想をし、完全に個人的な見解からコメントをさせていただきたいと思います。ご興味のある方だけご覧くださいませ。


シャトー・ペトリュス1994年と5,000円のボルドー産赤ワイン2012年について考えたこと 


実は一昨年、幸運なことに1994年のシャトー・ペトリュスをテイスティングさせていただく機会がありました。その時の記憶もしっかりと残っています。

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