
新しい発見 南アフリカワイン試飲会 シーズン2 〜赤ワイン編〜
はじめに
ワインショップ「アフリカー」が主催する南アフリカワインの大試飲販売会。
かねてより人気だったこのイベントに、昨年の夏より合流させていただき、月に一度、ゲストの皆様と直接お会いしてワインのサーヴと解説を務めるようになり、早くも8回目を迎えました。
この試飲会の大きな魅力は、毎回12〜13種類の南アフリカワインを実際にお飲みいただけること。しかも、その中には約1万円〜2.5万円ほどのワインも含まれ、新入荷のワインも含めて新たな体験をしていただけることが確実であるということです。
さらには毎回、ワインと相性の良いおつまみも実際にご用意。試食ができてそれを意識して選ばれたワインのラインナップの中から、特に相性の良いマリアージュを体験できることも魅力の一つ。
私もTwitterのフォロワーの皆様と直接お会いし、いろいろなお話ができる貴重な機会として、毎回とても楽しみにしているイベントなのです。
ということで本記事では、前回の「白・オレンジワイン編」に続いて赤ワイン編をお届け致します。

優雅でナチュラルなピノ・ノワール
赤ワイン編の最初こちらのワインをご紹介。
ボタニカ メアリーデラニー ピノノワール 2018年
WO. ウエスタンケープ。ヘメル・アン・アルド地区とステレンボッシュ地区のピノ・ノワール。ブドウを収穫した 後、除梗。破砕は行わず、果実の状態のまま、開放式タンクで発酵を行い、1日に2回パンチダウンを行いま す。新樽比率20%のフレンチオーク300Lで9ヵ月間熟成します。「メアリー・デラニー」というペーパークラフト作家の作品(花はコットンツリー)が描かれています。4,510円(税込)

美しいラベルにまず惹きつけられるこのワインは、実際に飲んでみると、そのイメージどおりのナチュラルでエレガント、フローラルで華やかな印象。もし「ジャケ買い」を断行したとしても決して後悔することのないワインです。
こちらの生産者の他の品種のワインも素晴らしく、昨年、アフリカー店主の小泉さんにテイスティングさせていただいた際、すぐにお気に入りの生産者となりました。
薄切りにした牛肉を炙り焼きにして、赤かぶやビーツのポッシェ、食用花を添えた一皿と合わせる等の料理とペアリングすることで、その真価をさらに発揮できるワインです。
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¥ 250

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