新版 ワインテイスティング思考法
はじめに
今日はワインのテイスティングについてのお話。
以前、ブラインドテイスティングに関する記事をこのnoteで執筆しましたが、今回はその改訂版としてお届けしたいと思います。
ブラインドテイスティングは、あくまでも実践しながら磨いていくものなので、理論だけを覚えればいいというわけではありません。しかし、やはり理論を知らなければ、どれだけ練習を重ねても成果に結びつきにくい。
これまでの経験で培ってきたワインテイスティングのノウハウの中でも、特にソムリエ・ワインエキスパート試験のブラインドテイスティングにおける結論へのアプローチにおいて、私が気をつけているポイントをご紹介致します。
具体的な品種や生産国の特徴、タイプごとのコメント法にフォーカスをして、そのノウハウをお伝えさせていただくのは、本来であればワインスクール等で同じワインを一緒にテイスティングしながら行うのが一番ですが、実際にテイスティングする上での注意事項として、知っておきたいノウハウをまとめました。
テイスティングのトレーニングにおいては、ただ感覚でテイスティングするのと理論を理解して行うのとでは、その先の成果に大きな違いが生まれます。まずは、ブラインドテイスティングに挑戦するにあたって注意すべきポイントをつかんでいただき、実践のトレーニングにお役立ていただければと思います。
ここから先は
6,196字
/
4画像
¥ 550
最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂