ラムの旅 〜混沌編〜
(ようやくお気に入りのラムが見つかるかも…)
あるスパイスラムを飲んでそう思った。
オーストラリア時代に、イギリス人の友人からダークラムを勧められて
飲み始めてから、数十種類は飲んだだろうか、
ようやく自分の好きな方向性が絞れて来た。
期待を込めて、バーのマスターに、
「ダークラムでスパイスの効いたものを下さい」
と頼んだら、
「これも面白いラムですよ。」
と、マスターから出されたラムを飲む。
写真:私を混沌に落としてくれたダークラム『DUQUESNE』
すると、また振り出しに戻った様な、、
目の前にまだ開けていないドアが数百現れた様な、、
そんな感覚に陥った。
少し意表を突かれた後に、
「フッ」と、自然と笑みがこぼれた。
物事を掘り進めていく事は、
何度もこういう瞬間を経験するなぁと
面白くなって来たからだ。
自分の想定が外れて、
計画とは全く違う方向に進んだのだが、
「これはこれでアリだ」
と納得出来た。
ダークラムを、
『甘さ』 と 『スパイス』
の2つの軸だけで左右のバランスの様な感覚でいたのが、
急に、
「高さもあるから、忘れないでね」
と、ダークラムからなのか、
バーのマスターからなのか、
メッセージを受け取った気がした。
それによって、
ダークラムに関する僕の感性が
【3D】
へと昇華した。
ここからが本番なのかも知れない。
そう思うと、もうワクワクが止まらない。
サポートして頂いた金額は、全額、走っている時に飲むアルコールに使わせて頂きます🍺