見出し画像

「なくしちゃった…」子どもの気持ちに寄り添う声かけと対策


娘が「理科のワークがなくなった」と言ってきました。
過去に、ワーク2冊、学校に提出する注文書など、全部大事なものがなくなります。
なぜなくなる?


「物の管理の仕方に課題がある」可能性が高い

① なぜなくなるのか?考えられる理由

1️⃣ 片付けや管理の習慣がまだ確立されていない
→ どこに何を置いたかを意識していない
→ カバンの中や机の上が整理されておらず、紛失しやすい

2️⃣ 「使ったら戻す」の習慣がない
→ 勉強した後、決まった場所に戻さず、そのまま放置
→ どこに置いたか忘れてしまう

3️⃣ 物の重要度を実感できていない
→ 「なくしたら困る」という意識が薄い
→ 親や先生に言えばなんとかなる、という考えがある

4️⃣ 日常の行動パターンに原因がある
→ 学校・塾・家で頻繁に物を持ち歩いている
→ 友達と話しながらカバンを整理していて、意識が散漫になっている


② どうすればなくさないようになる?

「物の定位置」を決める

  • ワークやプリントは「必ず〇〇に入れる」と決める(例:学校のワークはカバンのこのポケット)

  • 「1冊でも机の上に置きっぱなしにしない」というルールを作る

「持ち物チェックの習慣」をつける

  • **帰宅後と翌朝に「今日の持ち物チェック」**をする(リスト化すると◎)

  • 「学校で配られたもの」「今日持ち帰ったもの」を家族に報告するルールを作る

なくしたら自分で探す&対策を考えさせる

  • 「次からどうすればなくさないか?」を自分で考えさせる

  • 「親が代わりに何とかする」→「本人が責任を持つ」意識に変える

カバンの中を定期的に整理する

  • 毎週日曜にカバンの中身チェックをする習慣をつける(親と一緒にやると続きやすい)


③ まとめ

  • 「物の定位置」を決めて、使ったら必ず戻す習慣をつける

  • 持ち物チェックを「帰宅後・翌朝」にする

  • なくしたら自分で探して対策を考えさせる(親が代わりに対応しすぎない)

  • カバンの整理を週1回する

💡 この対策を続ければ、紛失が減り、「大事なものを管理する力」が身につきます。

声かけ

「大事なものがなくなってしまって、不安だったり困ってるよね。」

まずは「なくしたことを責めずに、気持ちに寄り添う言葉」をかけるのが大事。
怒るよりも「どうしたら次はなくさないか、一緒に考えよう」という方向に持っていくと、前向きに改善しやすくなります。

例えば、こんな声かけが良いかもしれません。


① まず気持ちに寄り添う

「理科のワーク、なくなっちゃったんだね。探してみた?」
「どこで最後に見たか、覚えてる?」

📌 「なくした=悪いこと」と決めつけず、本人がどう思っているかを聞く


② 一緒に原因を考える(責めない)

「大事なものが何回かなくなってるけど、自分ではどう思う?」
「いつもどこにしまってる?もしかすると、決まった場所がないのかもね」

📌 「なぜなくなったか」を本人の言葉で整理させると、対策を考えやすくなる


③ 次にどうするか、一緒に決める

「次は、なくさないためにどうしたらいいと思う?」
「帰ってきたら、カバンの中をチェックする習慣を作るのはどう?」
「大事なものだけは、このファイルに入れるって決めたら?」

📌 「こうしなさい」ではなく、「一緒に考える」ことで、自分ごととして捉えやすくなる


④ 最後に安心させる

「失くしちゃったのはしょうがないけど、次は困らないように工夫してみよう!」
「完璧に管理できなくても大丈夫。少しずつできるようになればOKだよ」

📌 「完璧にできなくてもいい」ことを伝えると、プレッシャーが減る


まとめ

💡 「大事なものがなくなって、不安だよね」と気持ちに寄り添う
💡 「どうしてなくなったか、一緒に考えよう」と促す(責めない)
💡 「次はどうする?」と本人に対策を考えさせる
💡 「完璧じゃなくても大丈夫」と安心させる


この流れなら、責めることなく、自然に「次はどうしよう?」と考える方向に持っていけます。
寄り添いながら、「物の管理をする習慣」を少しずつ身につけてもらいましょう。

いいなと思ったら応援しよう!