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洗濯王子の『楽楽アイロン術』【アイロンは一生もののスキルです】

“洗濯王子"の 楽々アイロン術」を読んだ理由は3つです。

  • 我流のアイロンがけを直したい

  • きれいにアイロンをかける方法を知りたい

  • アイロンがめんどうだから、工夫を知り、動機づけが欲しい

この記事でわかること

  • 『楽楽アイロン術』のグッときたところベスト3

本記事を書いている私は、適応障害で2年間、休職しました。
休職中の日課として、週の半分はシャツにアイロンをかけていました。

アイロンは「心のシワ」が伸びるようで、気持ちがいいです。

本記事は「“洗濯王子"の 楽々アイロン術」の書評です。
この記事を読むことで、もうアイロンなしではシャツは着られなくなります。

我流のアイロンがけが、たしかに変わりました。

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洗濯王子の『楽楽アイロン術』のグッときたところベスト3

グッときたところベスト3

  • 1位:ワイシャツ 〜7つのパーツに分ける〜

  • 2位:ズボン 〜裏からかける〜

  • 3位:ジャケット 〜立体的に仕上げる〜

1位:ワイシャツ 〜7つのパーツに分ける〜

ワイシャツにアイロンをかけるとき、いつも思い出す小説があります。
村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル第1部」です。

主人公は「シャツにアイロンをかける工程はぜんぶで十二にわかれている。それは(1)襟(表)にはじまって(12)左袖・カフで終わる。ひとつひとつ番号を数えながら、きちんと順序どおりにアイロンをかけていく。そうしないことにはうまくいかないのだ」といいます。

初めて読んだとき「アイロンがけの工程はそんなにあるかな」と疑問でした。

我流のアイロンがけの工程は、10個です。
洗濯王子のアイロンがけは、7個です。

アイロンがけの意識には「個人差」があるのです。

本書を読んで気づいたこと

左手の使い方です。

アイロンがけで「左手」など使ったこともありませんでした。

本書では上手に引っ張り、押さえ、引きつけ、とかなり多種多様な使い方をします。

7ページにわたり写真付きで解説されていますので、初心者でも習得できます。
最後は2ページにわたり「ワイシャツのたたみ方」を解説しています。

これだけでも一見の価値はあります。

2位:ズボン 〜裏からかける〜

「スーツのズボンってアイロンがかけられるの?」というのが最初の感想です。

4ページわたり丁寧に解説しています。
ポイントは裏返すことです。

マスターできれば「クリーニングに出す回数が半分になる」と推測できます。

「折り目なし」のズボンのアイロンのかけ方も解説されています。

3位:ジャケット 〜立体的に仕上げる〜

7ページにわたり徹底解説です。

知らなかったテクニックばかりです。
アイロンがけよりも、日常の手入れが大事なことに気づけました。

ジャケットの日常の手入れ

  • アイロンのスチーム

  • 粘着ローラー

  • 洋服ブラシ

アイロンのスチームの意外な使い方です。
スチームで蒸らすだけでジャケットのしわが取れるのです。

読んでいると「そうなんだあ」とサクサク読めます。
しかしよく考えてみると本書は「中村さんの試行錯誤の塊」です。

頻繁にアイロンがけするからこそ、習得しておきたいスキルなのです。

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『"洗濯王子"の楽々アイロン術』は、アイロンがけ初心者へ

洗濯王子・中村祐一さんのアイロン術

洗濯アドバイザーとして活躍している洗濯王子「中村祐一さん」のアイロン術がわかる本です。
72ページにわたり、豊富な写真と文章でアイロンのかける順番を丁寧に解説しています。

アイテムごとにアイロンのポイントを解説

  • ハンカチ

  • スカート

  • ズボン

  • ネクタイ・スカーフ・帽子

  • Tシャツ

  • ポロシャツ

  • ワイシャツ

  • ブラウス

  • セーター

  • ジャケット

上記だけでなく、以下についてもわかりやすく紹介しています。

  • アイロンの基礎知識

  • アイロンの基本テクニック

  • アイロンをかけるときの便利グッズ

アイロンについて網羅的にまとめられています。
以下の不安が消えていきます。

  • 「クリーニング代を節約できるかな?」

  • 「アイロンがけのやり方がわからない」

  • 「どういう順番でアイロンをかけたらいいのだろう?」

アイロンがけのコツをマスターすれば、簡単にラクにかけられます。
おすすめできない人は「クリーニングに出せばいいと考えている人」です。

アイロンがけをする代表的な8つのアイテム

  1. ハンカチ 〜縁からかける〜

  2. スカート 〜腰回りからかける〜

  3. ズボン 〜裏からかける〜

  4. ネクタイ・スカーフ・帽子 〜スチームを活用する〜

  5. ワイシャツ 〜7つのパーツに分ける〜

  6. ブラウス 〜ふんわりと仕上げる〜

  7. セーター 〜スチームだけでかける〜

  8. ジャケット 〜立体的に仕上げる〜

» Amazon「他の口コミ」

まとめ:アイロンがけのスキルは一生もの

我流でアイロンがけをしていたので、多くの時間を失った気持ちです。
本書に早く出会っていれば、アイロンがけの時間を節約でき、きれいにラクにかけられたはずだからです。

アイロンは瞑想です。

アイロンは黙々と衣類のシワを伸ばす行為です。
何も考えず、アイロンがけに没頭する時間は「禅」に通じる時間です。

休職期間中のアイロンは、自分を見つめ直せる時間でした。

アイロンを一生かけていきます。

アイロンは一生もののスキルなのです。

以上です。

P.S. アイロンで心のシワを伸ばそう。

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