オンラインゲームは頭が悪くなる。

オンラインゲーム、やってますか?

私はドラクエ10やFF14を始めとした、様々なオンラインゲームをやってきました。
「頭が悪くなるなぁ」とか、「想像力が低下したなぁ」とか思うことがありながらも、辞められず新しいゲームを始めたりしてしまいます。

今回は、オンラインゲームが与える影響について考えてみます。

◆オンラインゲームで頭が悪くなる理由3つのポイント
・同じ作業の繰り返し
・基本的に終わりはなく、頭は常に『次の一歩』を考えている
・ハマるとそれ以外のことが手につかなくなる

▼オンラインゲームは繰り返しの連続
たとえば、とあるダンジョンに挑戦します。するとレベルなり、装備を得るなりしてプレイヤーキャラは成長します。すると、次のダンジョンへ挑戦できるようになります。そしてさらにキャラクターが成長します。さらに次のダンジョンへ挑戦――このように、基本的に同じ作業を繰り返すのがオンラインゲームの本質となっているわけです。

▼オンラインゲームに終わりはない
オンラインゲームをプレイしている間、頭は常に『次の一歩』を考えています。オンラインゲームにもストーリーはありますが、システム部分で終わりを意味するときは、オンラインゲーム自体のサービス終了か、プレイヤーが自身が辞めるか、どちらかしかありません。

そしてプレイ中の頭の中は、常に『次にどうするか』を考えています。

「あのボスに挑戦しよう!」

「あの装備をとりにいこう!」

「すべての職業のレベルをマックスまであげよう!」

といった『ToDoリスト』が常に頭を支配しています。目標がある限り辞められないでしょうし、目標を追いかけている最中は、そのことが頭を支配する可能性があります。

◆オンラインゲームはハマると危険
中にはすべてのコンテンツを遊び終えたのにもかかわらず、ログインしていまう人たちもいます。そうでなくても、目標がある間も、そのことが頭から離れなくなってしまったりすることもあります。仕事中に「あのボスをどうやって倒そう」といったことを考えてしまう人も少なくないと思います。

一番怖いのは、学校に行かなくなってしまったり、仕事を辞めてしまったりするパターンです。それらを辞めてしまっても、オンラインゲームだけは辞められず、どっぷりハマってしまった知人を何人も知っていますし、私も経験があります。

◆オンラインゲームとコンシューマーゲームの違いは?
ハックアンドスラッシュと呼ばれるジャンルや、ローグライクゲームと呼ばれるジャンルが存在します。これらも基本的に終わりがなく、同じ作業を繰り返すゲームとされており、常に『次の一歩』を頭に描くスタイルのゲームです。

同じゲームでもロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームなどは、創作意欲を刺激する場合があります。他ジャンルでもストーリーが感動的なものもあるでしょう。パズルやアクションは頭と指の体操になりますし、シミュレーションゲームは囲碁や将棋に通じるものがあります。

やはり一番のポイントは『終わりがある』という点かもしれません。

◆ゲームは時間の無駄?
決して無駄だとは言いません。息抜きやストレス解消、指や頭を刺激するため脳に良い影響を与えることもあるでしょう。前述したように知育玩具としての側面も期待できます。

ゲームでも得られるものは必ずあります。

しかし、それはコンシューマーゲームに限って言えることで、オンラインゲームは膨大な時間(あるいはお金)をかけてキャラクターを成長させるパターンが多いため、あまりコストパフォーマンスが良いとは思えません。

オンラインゲームをプレイしている時間を、読書にあてた場合や、英会話にあてた場合、プログラミングの勉強にあてた場合、などを考えるとわかりやすいかもしれません。

◆オンラインゲームは交友関係が広がる
オンラインゲームの利点は、交友関係が広がるといった点でしょう。性別はもとより、年齢や職業、地域などの垣根を越えた友人ができる可能性があるのは、大きなメリットかもしれません。

私の知人にも、オンラインゲームがきっかけで結婚をしたふたりや、オンラインゲームで外人と知り合い英語を勉強して留学した人、オンラインゲームで才能が開花しプロのゲーマーになった人、オンラインゲームをプレイすることにより、それまで苦手だった人付き合いを克服した人、といった人もいます。

ただ、この点はデメリットでもあるので注意が必要です。特に最近は、オンラインゲームで知り合って、実際に会って、子供が犯罪に巻き込まれてしまう事件が後を絶ちません。

もし子供にオンラインゲームを始めさせる場合、ゲーム内の子供の交友関係は親として把握しておく必要があるかもしれません。

◆オンラインゲームはコスパが良い?
一見すると、オンラインゲームを趣味にすると、他の趣味を持つよりも、コストパフォーマンスに優れているといった見方もできます。

元々パチンコやスロットにハマっていた知人が、オンラインゲームをプレイして、お金を使わなくなった、という話も聞いたことがあります。

ただ、あくまで自分でお金を稼ぐようになってからのお話。自分で稼いだお金なのでどう使おうと自由だという見方によるものですね。このことからも、子供にオンラインゲームはおすすめできません。

◆まとめ
これらのことから、『同じことを繰り返す』、『終わりがない』といった点が人に、子供に、ひいては人生に良い影響を与えないということが考えられます。ゲームが悪なのではなく、何事もやりすぎるとダメだというわかりやすい例になるかもしれません。

また、ハマってしまうと、それ以外のことが手に付かなくなるのが問題です。コンシューマーゲームはともかく、子供がオンラインゲームをやりたがった場合、親としてはひとまず考えるぐらいがちょうど良いかもしれませんね。

そして、1日何時間や、費用はいくらまで、といった取り決めを事前に行うなどするのも悪くはないと思います。ただ、オンラインゲームが人生に良い影響を与えるといった面が、あまりにも少ないため、その点は懸念が必要です。

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