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失恋のあと、はじめて気づいたこと
はじめまして、@KoiMonoKanaです。
この名前で活動を始めたばかりの私ですが、まずは「私がどういう人なのか」を少しでも知ってもらえたらと思い、この記事を書きます。
実を言うと、私は30代の女性でして、今までに何度か恋愛の失敗を経験してきました。20代の頃は「いつか運命の出会いがあれば、それでハッピーエンドだよね」なんて、わりと軽く考えていたんです。仕事もそこそこ充実していて、自分の時間も楽しめていたし、「そのうち私にも運命の人が現れるはず」ってどこかで信じて疑わなかった。
けれど――人生って本当に思いどおりにはいかないものですね。
5年付き合った彼との別れ
特に大きな転機になったのが、5年付き合った彼との別れでした。もともとは職場が同じで、社内恋愛っていうんでしょうか。最初は周りに隠すのもワクワクしたし、同じ仕事をしている分、お互いの苦労を分かち合えるのがすごく心地よかった。忙しいときは一緒に残業して、終電を逃したら朝までファミレスで過ごして、それでも楽しかった。そんな日々が当たり前になるくらい、一緒にいるのが自然だったんです。
でも、ふとしたきっかけから彼との将来の話になったとき、価値観のズレが見え始めて。私は早めに結婚したいという思いがあったけど、彼は「まだ自由でいたい」と。お互い譲れない部分はあるはずなのに、当時はそのズレをうまく調整できなかったんですね。きっともっと話し合えばよかったんだと思うんですけど、お互い忙しくて心に余裕もなかった。結局、気持ちのすれ違いが徐々に積もっていって、最終的には別れることに。
あれだけ一緒にいたのに、突然ぽっかりと時間だけが増えて、私の中には虚無感しか残らなくなりました。仕事には行かなきゃいけないし、周りには元気なフリをしていたけれど、心の中では「私の人生、どうしてこんなに空っぽなんだろう」と思っていました。
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どうにかしなきゃ、でも何をすれば?
失恋してからしばらくは、「もう恋なんてしない」「恋愛よりも自分の好きなことを優先しよう」って思っていました。本を読んだり、旅行に行ったり……ちょっと贅沢なスイーツをお取り寄せしたり。そんな日常を楽しめているときもあれば、夜になるとどうしても彼のことを思い出してしまう。スマホに残る思い出の写真を消そうと思っても、勇気が出なくて消せない。そんな日々が続きました。
でも、どこかでずっと「このままじゃダメだ」って気持ちもあったんです。30代に入って周囲の友達はどんどん結婚していく。SNSには幸せそうな写真があふれていて、見ていると「私だけ取り残されたんじゃないか?」という思いに襲われるんですね。自分だけ先が見えないような不安で、落ち込むこともしばしばでした。
実家の母に連絡すると「結婚は焦るといいことないよ」「あなたにはまだいい人がいるから大丈夫」と励ましてくれるんですけど、そんな綺麗ごとじゃ気休めにもならない夜も正直ありました。
救いになった“言葉”たち
そういうとき、人は不思議なものにすがりたくなるんですよね。自分の人生を自分で決められないような気がして、なにかヒントでもいい、背中を押してくれるものが欲しかった。
私はその頃から「人の言葉」に敏感になりました。友達がかけてくれる優しい言葉、映画の主人公のセリフ、SNSで流れてくる名言の数々……。まるで、どこかに埋まっている“元気のかけら”を拾うように、ひとつひとつの言葉を大事に味わったんです。
なかでも大きかったのが、普段はあまり信じていなかった“ある占い師”さんが書いたブログ でした。いわゆるスピリチュアルな話というより、「自分らしくいることの大切さ」を教えてくれる、あたたかい言葉が多かったんです。「あなたの人生はあなたが決めていいんですよ、だけど、時には誰かの助けに頼ってもいいんですよ」と優しく語りかけるような文章で。「ちょっと大げさだな」と思いながらも、失恋後の傷ついた私には、その“やさしさ”が沁みたんですよね。
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ほんの少しの勇気が、新しい世界を運んできた
そこから、私はちょっとずつ気持ちを前向きに切り替えていきました。とはいえ、すぐに「よし、新しい恋をするぞ!」とはなれなくて、最初はただ「もう少し頑張ってみようかな」ぐらいの気持ち。でもその“小さな変化”が、思わぬ波及効果を生んだんです。
自分を見つめ直す時間をちゃんととったり、仕事でも「もう少しスキルアップを頑張ってみよう」と勉強会に参加したり。何か新しいことに一歩踏み出すたびに、以前の落ち込んでいた自分が少しずつ薄れていくのを感じたんですよね。
それでもやっぱり人は恋をしたい
そうやって心を整えていくうちに、「もう一度、人を好きになりたい」と自然に思えるようになりました。最初は友達に頼んで合コンに行ってみたり、紹介してもらったりもしたんですが、なかなか自分に合う人に巡り合えず……。このあたりの話はまたいつか詳しく書こうと思いますが、ひとつ言えるのは「失敗したとき、自分を変えたのはほんの少しの勇気だった」ということです。
そこから先、私はある方法(ここでは詳しく言わないことにしますね)で出会いを探して、いまは仕事もプライベートもそれなりに充実している。何より、「私自身が私でいていいんだ」と思えるようになりました。
もしかしたら、この記事を読んでくださっている方の中にも、恋愛に疲れてしまった人や、失恋の痛みを抱えている人がいるかもしれません。そんなあなたに、「いつか大丈夫になるよ」なんて無責任なことは言えませんが、少なくとも私の経験が「自分だけじゃないんだ」と思うきっかけになれたら嬉しいです。
これから一緒に、ちょっとだけ未来を変えてみませんか?
ここまで読んでくれてありがとうございます。今回の記事では、私が過去に大きく失敗した恋愛について、そのときどんな気持ちだったか、どうやって少しずつ前を向いたかをお話ししました。じつは今、私の中で少しだけ“あるアイデア”があって、それをこのnoteで試してみたいと考えています。だけどそのお話は、もう少し私のことを知ってもらってから、改めて書かせてください。
もしあなたが、ちょっとでも「この人の考え方、共感できるな」「また読んでみたいかも」と思ってくれたなら、次の記事も覗いてもらえると嬉しいです。コメントやフォローなんていただけたら、それはもう飛び上がるほど喜びます。
私自身もまだまだ試行錯誤の途中ですが、一緒に“少し未来を変えるヒント”を探していけたら、こんなに素敵なことはないと思っています。
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