販売で学んだこと ~優先順位を示す ~
前回の ご夫婦のその後のやりとりで、説明したいと思います。
一通り 全体の見積りが仕上がり、お席でご夫婦に金額を提示したとします。
ご主人様は、やはりリビングのカーテンが高いということで まだ納得がいってない様子です。かといって、奥様はゆずりません。
この場合、どうすると思いますか。
考えましたか🙂?
「 そうですよね。リビングは、ご自宅の顔ですからね。これは、他のお客様にも多いのですが、その他の箇所…… たとえばですが、子供部屋や和室あたりから 金額を抑えていくというのはどうでしょうか。」
と、提案します。
ポイントは、2つです。
リビングは、もちろんご自宅で重要な位置となります。リビングの意味するところは、ご家族さまが集まる居心地のいい場所、そして、ご友人様などがこられたときに目にする場所も リビングです。カーテンを目にする機会もある、ということです。ご自宅のグレード感を演出することができます。
もうひとつは、子供部屋を提示したのは お子さまは成長していきます。成長につれ 子供っぽい柄のカーテンがイヤだという感情になるのも、わりと早いのです。そのあたりを説明し、手頃なものを見ていただいたりもしました。
この順番でいくと、決めるのが早かったように思います。つねにお客様の意図をはかり、要望にこたえていく感じです。
場数を踏むことで、いろいろなシチュエーションが蓄積されていきます。それが、いま、宝となっています。
ここまでお読みいただきまして ありがとうございました。