8年付き合って婚約破棄した話① 別れることは悪いこと
彼と出会ったのは18歳の時。
高卒で入社した会社の同期だった。
彼は大卒(2年留年)で6つ年上。
馴れ初めはいいとして、とにかく世間知らずで恋愛経験も少なかった田舎者の私。
狭い世界の中で、あらゆる固定観念に支配されていた。
・別れることは悪いこと
・付き合ったら必ず結婚する
・恋人以外の異性は必要なし
・仕事や友達より優先
色んな環境の中で、色んな考え方があるし、「良い悪い」のジャッジをするつもりは全くない。
ただ、当時の私は そう考えることで 心の安定 を保っていた。
中でも、後から考えてみて衝撃だったのは
「別れることは悪いこと」と
どこかで無意識的に考えていたことだった。
今の私は、自分のこれからの人生で
「この人と一緒にいたい」「この人が必要」
と考えられなくなってしまったら、お別れの時が来たと自然に考える。
あの頃は、相手の人生まで考えすぎて
自分から別れを切り出すことは、その人を見放すこと。そんな自分勝手なこと言えない。と思っていたのだろう。
相手と自分の人生のボーダーラインがごちゃ混ぜになっていた。
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当時の自分に会えたら
まだ若いんだし
辛いなら さっさと別れちゃいなよ。
って言いたい。
それでも耳を貸せないのが恋愛なんだけどね。
つづく。