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130万円の壁を超えたら起こること



はじめに

私は2024年現在、2社ほど長期インターンに参画しています。
そこで働きすぎてしまい、どうやら12月時点で130万の壁を超えてしまいそうなのです。

そこで、130万の壁を超えてしまった際に起こることを、まとめてみました!


130万円の壁を超えたら・・・

1. 親の扶養から外れる

まず最初に影響が出るのが、親の扶養から外れるということです。

これは親にとっても重要な問題で、私が130万円を超えてしまうと、親が受けている「扶養控除」がなくなってしまいます。

この結果、親の所得税や住民税が増えてしまい、約10万円から15万円の追加負担が発生する可能性があるのです。
(ここでは親の年収によって左右されるため、大きく見積もって20万円かかると仮定します。)

このうち所得税は、2025年3月15日までに、増えた所得税の額を支払う必要があります。

住民税は、2025年6月から始まり、通常は毎月または4回の分割払いで行います。

2. 健康保険の切り替え

次に影響を受けるのは健康保険です。130万円を超えると、親の健康保険の扶養から外れることになり、私は自分で国民健康保険に加入する必要があります。

これが意外と大きな負担で、月額1万円前後の保険料が発生します。

また、20x0年12月に130万円を超えた場合、支払い義務は20x1年1月になります。

融通の効く会社なら、その時点で正社員登用してもらって、会社に支払ってもらうということもできるかと思いますが、なかなかそうは行きません。

よって、もし超えてしまった場合は、さらに毎月1万円の出費が加算されます。

3. 国民年金の支払い開始

さらに、国民年金の問題もあります。

学生のうちは「学生納付特例制度」を使って年金の支払いを先延ばしにしていましたが、収入が一定額を超えるとこの制度が適用されなくなります。

その結果、月額15,000円程度の国民年金を支払う必要があります。

こちらも、20x0年12月に130万円を超えた場合、早くても支払い義務は20x1年1月に発生します。
(自治体によって差がある模様)

4. 所得税と住民税の負担

そもそも収入が103万円を超えると、所得税もかかるようになります。

超えた金額が130万円丁度の場合、追加で約14,000円の所得税が発生します。

さらに、翌年からは住民税も課税されるようになります。2025年6月から月々約2,333円を支払う必要がありますが、年間では約28,000円の負担になります。


まとめ:支払う金額は、合計〇〇円!!!!

さて、ここまででかかる金額をまとめた表が以下の通りです!

なお、こちらは20x0年12月に130万円ぴったりの給料をもらってしまい扶養が外れた場合での計算です!
親の年収は考慮していませんが、年収900万円だとしても「扶養控除」で、外れていた分のかかる所得税は、20万円以下だと推測されます。

点線は、新年度以降の支払い

今回、130万円の壁を超えたときにどのような負担が発生するのかを整理してみて、自分自身の収入と支出について改めて考えるきっかけになりました。

長期インターンで得られる経験や収入は貴重ですが、それに伴う社会的な責任やコストも同時に理解しておくことが大切です。

この記事が、同じように働く学生の皆さんにとって、少しでも役に立てば嬉しいです!

2024/08/27

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