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ゲイを公表してよかったこと3点

先日こんな記事を書きました

ゲイをオープンにして生活をしていて
周りからバカにされないの?
という内容です。

見返してみると
端的にざっと結論を記述しただけで
具体的なことを書いてないな…
とちょっと反省
当事者目線で気になるのはやはり
具体的なことですよね。

なので今回は前回記事の深堀りで
オープンリーゲイになって
よかったこと3選を
ご紹介していきます


1. ストレスめっちゃ減る

一番最初に思いつくメリットは
やはりこれかな
クローゼットゲイ or レズビアンの
あるあるだと思うんだけど、
セクシャリティを隠していると
日常生活でいかに恋愛話をうまく避けるか
に全神経集中させているんですよ。
それ故のストレスがマジで半端ない

 ■ 恋愛話をいかに避けるかのストレス 

「そういえば〇〇君って彼女いるの〜?」
「好きなタイプは〜?」

来たな…
こういう話になると
もううんざりで
「その場でサラッと嘘ついて流せばいいじゃん」
そう思うかも知れませんが
恋愛話ってグイグイ聞いてくる人ばっかりで
全然流せないんですよ

「彼女欲しいと思わないの?」
「今度合コンしない!?」
「え?何で行きたくないの?」
「なんで?なんで?なんで?
   なんで?なんで?なんで?…」

うぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!

毎回こんな感じで発狂しそうになる
だからそもそも恋愛話が始まらないように
仕事でもプライベートでも
めっちゃ神経使うんですよ

「今この話盛り上がってて楽しいけど
   この話の流れだと女の子の
   話になっちゃいそうだな…
    なったらどう返そうか…」

「この人ともっと仲良くなりたいな
    でも恋愛話ふられるのはやだな…
    だったら関わらない方がマシか?」

こんな感じ
マジでクソ面倒くさい

■ プライベートの話に踏み込めない苦悩

恋愛話を避けるためには
そもそもプライベートな話をしない方がいい
だから相手が恋愛話をするつもりがなくても
極力プライベートな話題が始まる前に
こちらから避けるようになる…

その”避けたい”という雰囲気は
相手に伝わるんですよね。その結果

「アイツ何考えてるか分からんから
   関わるのやめよう」

ってなっちゃう

せっかく仲良くなれそうな人も
これで離れていく。だから

「嘘ついて苦しむくらいなら
    友達は作らない方がいいのでは?」

こうなっちゃうんですよ
そりゃこんな事ずーーーっと続けてたら
ストレス溜まりますわ(泣)

だからゲイを公表していると
嘘をつかなくていいという点で
めっちゃストレスフリー

「彼女いるの?」

「いません!ゲイなので!」

終了。めっちゃ楽!

2. 自信がつく

ゲイであることは
自分自身の大切なアイデンティティである。
人種、血液型のように
生まれた時から持ったもので
変えることのできないこと

クローゼットの方もこれは十分理解していると思う
しかしゲイであることを隠していると
日常生活で頻繁に自己否定を
しなきゃいけないんですよ

「〇〇君ってまさかホモなの?」

「そんなわけないじゃないですか〜w
    ちゃんと女の子大好きですよ!」

うわべではヘラヘラ
嘘をついていても
ゴリゴリに自尊心を
削られていく感覚

クローゼットでいるということは
少なからず
【同性愛者であること=恥ずかしいことだ】
という認識でいるから

「ゲイであることは
   恥ずかしいことなんかじゃない。
    分かってる。頭では十分理解しているんだけど
    バカにされたら言い返すことができない…」

こんな状態では
自尊心なんてつくはずがないんですよ。
20代のうちは自尊心が無くても
まだいいかもしれない。
しかし、30代からは厳しいと感じる。

自信のない大人って
単純にかっこ悪いじゃないですか

プライベートでもビジネス面でも
マイナスになることしかない

バカにされると
心にダメージをくらうかもしれない…
しかし
一生自らの首を締め続けるより
多少パンチを食らってでも
思いっきり戦った方が楽です

僕はオープンリーゲイになって3年が経ち
【ゲイ=恥ずかしい】
という概念はもう消滅しました

クローゼット時代の自分は
ゲイを公表している人は
数少ない強い人、キラキラした人
自分には無縁で違う世界の人達だから…
と敬遠してましたが
自身の経験から断言できますね。

3. 偏見を溶かすことができる

①ストレスめっちゃ減る
②自信がつく
とこれまで自分に対してのプラス面を記述しました
しかし本記事でボクが一番伝えたいのはこの3つ目です

【偏見を溶かすことができる】

これは自分に対してもですが
LGBTQコミュニティ全体にも
プラスになっているのでは?と常々感じています

「たかだかイチ個人が公表したぐらいで
    世間は変わんねーよ」

って思った方もいらっしゃるでしょう
でも本当にそうでしょうか?
公表することで
まずは自分の身の周りの人達(職場など)に

「えっこんな身近にいるんだ」

という事実を知ってもらえる。
そしてオープンにしている自分は
第三者にも公言OKなので
その人達の家族、友達に
「職場にゲイの人がいて〜」
という話をしたらその人達にも
存在を認知してもらえる。

「自分の周りにはLGBTはいません」
まずはこれをなくすことができるんですよ。
これけっこうデカいと思いません?

メディアや研修、講演などで
LGBTとは〜…
とか説明されても、非当事者からすれば
所詮他人事。翌日になればほぼ忘れるでしょう

けど身近に当事者がいれば
「ゲイってこうなんだ」
ということを自然と伝えられる。

その結果ボクは
「お前と会えてLGBTのこと知れてよかったわ〜」
「ゲイの人ってみんなオネェかと誤解してました」

などありがたい言葉を言ってくれる方達に出会えました。

別に自分から
「聞いて下さい!LGBTはこうこうで人権問題が〜」
などと説教臭く活動をしてきたわけではありません

「〇〇ってゲイなの?」
「ゲイです!聞きたいことあればバンバンどうぞ!」

このスタンスでいれば相手から
疑問に思っていることは聞いてくれるし
それちょっと不快だなってイジりには
はっきりと「NO 」と言うことで
これは言っちゃダメなんだと分かってもらえるしで
自然と啓蒙と理解につながっていったんですよね。

これが一番
「あぁ…オープンリーゲイになって
    ほんとよかった!」
と僕が心の底から感じている点です


以上
ではでは!

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