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カメラ係

ベンチ外になり、ホームゲームのカメラ係をすることがある。

試合前には4時間前に会場に入り、スポンサー様の看板設置や横断幕の掲示、グッズ販売やスタンド案内なども行う。

アウェーゲームの際は浦安に残って、地域の方との交流活動やブリオベッカの宣伝活動をしている。

試合には出られていない。

ぶっちゃけこんなことは誰にも言いたくないほど恥ずかしいけど、
ここまでさらけ出せるのがきっと志村滉のnoteの魅力だろう。

隠すことは何もない。

松本山雅FCから来たプロサッカー選手は、
JFLでカメラ係だ。

これが現状だ。

ここから何か変わったか?

いつか「最高の景色」を眺めるために強い覚悟を持って浦安に来た。

シーズン序盤こそ出場機会はあったものの全く結果を残すことができず、レギュラーとして定着できなかった。

気付けばシーズンも終盤を迎えている。

すべて自分のせいだ。

都並監督と出会い、

ブリオベッカ浦安と出会い、

たくさんの街の人に触れ、子供たちに触れ、

人間として、サッカー選手として間違いなく成長しているはず。

ただそれを公式戦のピッチで表現することが出来なければ、そこにプロサッカー選手としての価値はない。

毎週子供にサッカー教えてるお兄ちゃん?
そんなのは全国に溢れるほどいる。

結果が出せなければ職を失う。

怖い。

そんな時期になってきた。


この気持ち、プロになれるかなれないかの大学4年の秋を思い出す。

ただ、あの時のお前がほうがエネルギーに満ち溢れていたよ。

残り6試合。

自分に負けるな。

踏ん張れ。

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