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2024年6月音楽活動全体のまとめ◆AIで舞台劇伴を置き換えるにはシンギュラリティが必要

前回のまとめからあまり時間が経っていないので書くことがない…!

6月は月初から

舞台『川越ボーイズ・シング』 -喝采のクワイア- の制作でいっぱいいっぱいでした。今年一番追い込まれました。

現在7月頭は色々なことから開放されて一息ついています。

珍しくnoteも書いてみました。

要約すると、将来を考えすぎず目の前のことを精一杯やる。ということです。

AIで舞台劇伴を置き換えるにはシンギュラリティが必要

AIについても、私は積極的に取り入れているほうだと思いますが、まだ自分のやっている舞台劇伴が置き換えられる気が全然していない。

AI以前に世の中にはすでに良質なフリーBGMがたくさんあるので、置き換えられるのであれば、すでにそれらに置き換えられているはずなんですよね。AIが”いい曲”を無限に生み出せたとしても置き換わられることはない。

日本風の舞台劇伴専門のAIが出てきたら危ういかもしれないけれど。ニッチなジャンルに対してピンポイントにチューニングしたAIが出てくるかというと疑問だし、学習ソースも足りないんじゃなかろうか。

むしろ自分でそういうAIソフトを作る戦いになっていくのか?次世代型の音楽家はそこまでやる可能性も普通にありそう。

劇伴は演出や感情をオーダーメイドで作る音楽であり、全体的に俯瞰したまとまりやメリハリも必要。それらをすべてAIができるとしたら、それこそシンギュラリティであり、劇伴より他の業界のほうが大きく変化するはず。

劇伴作曲家としての私の役割の半分は「どういう曲をつけるのか」という選曲家でもあるので、その点でも音楽そのものを作るAIにはあまり脅威を感じていません。

むしろもうちょっとは助けてもらえたら楽なのにな、という感じ。

AIを使ったプラグインも増えてきていて、音楽を全部一発で出すものよりもこちらのほうが音楽家には実践的ですね。

最近はEZkeysのbandmateという機能にだいぶ助けられています。サウンドを入れると、それに合わせたフレーズをMIDIで出してくる、というもの。

これは現在のAI以前のテクノロジーな感じはしますが、こういう方向で使い勝手がよく進化してくれるとうれしいなと思っています。

おわり

7月末は舞台『転生したらスライムだった件』2 舞台『蚕は桑の夢を見る』の制作。

初演が同じ日なのでスケジュールがうまくさばけるのかどうか緊張感があります。

こういう時に限って家族も体調が悪くなるのでそこも織り込む。

では、いってきます。

以下いつもの。

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