30代の「暮らしを豊かにする」家の選び方
こんにちは!株式会社 興宝貴です。
今日のテーマは「家選びの条件」について。
家選びの時って、考える条件がありすぎて迷ってしまうこと、ありませんか?特に、生活や環境がガラッと変わるタイミングでは、どの条件を優先するか、判断に困りますよね。
今回は、特に仕事も生活も環境が変わっていきやすい、30代での家選びの考え方についてお話ししていきます。
30代からの家選び、その選び方でいいの?
30代というと、仕事でもプライベートでも環境の変化が増えてきます。
環境が変化すれば、当然家選びの条件も変わるもの。職場や駅の近く、都心か郊外かといった場所の条件、間取りや日当たり、築年数などの詳細な条件。考える要素はかなり多くなります。
全ての条件を満たす「理想の家」はなかなか見つかりません。賃貸なら、「妥協できない条件はどれか?」と聞かれて悩んだ経験のある方も多いでしょう。家を建てるにしても、あらゆる条件を詰め込んだらとんでもない価格になってしまいますよね。
では、あなたの家選びで「絶対に外せない条件」とは何でしょうか?
そして、それが外せない理由は?
「外せない条件はよく聞くけど、理由って何?」と思ったそこのあなた。
今回は、その理由から「暮らしを豊かにする家選び」の考え方を明確にしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
充実の暮らしへ、まずは何から考える?
家選びの条件決めの際に、ひとまず思いつく条件、代表的なものから決めていませんか?
「帰って寝るだけ」の家ならそれでも良いでしょう。でも、これから仕事もプライベートも充実させようと思ったら、その決め方では足りません。より充実した暮らしを実現する条件を考えるために、まずは質問です。
あなたの「理想のライフスタイル」はどんなものですか?
引っ越した後にどんな生活がしたいか、その理想のイメージを練ってみるところからスタートしましょう。もちろん理想は変わるものだから、現時点のもので構いません。
もっと仕事で活躍できるようになる、家族との時間をゆっくり過ごす、犬とたくさん遊んで過ごす。こんな風に、自分が描きやすいもので構いません。もっと詳しく描ける方は、「平日は夜までバリバリ働く!土日は料理や軽い運動でもしながらゆっくりリフレッシュ。」のように1日や1週間の生活イメージを描いてみましょう。
具体的に場面が想像できるくらいがベストですが、最初はなんとなく「家ではゆっくり過ごしたい」くらいでもOKです。
こうして理想、すなわち「ゴール」を先に決めておくことで、何が家選びの軸になるかが定まるので、条件が多すぎて悩む!なんてことも少なくなります。
このゴールこそが、最初に聞いた外せない条件の「理由」に当たります。
ゴールの次は、方法を決める
「ゴール」が決まったら、そこに辿り着くための方法を考えていきましょう!
あなたの描いた理想の中には、
・家の条件に直接関わること
・家の条件に関係なさそうなこと
の2パターンが考えられます。
直接関わる内容(例えば、「生活空間と仕事部屋は分けたい!」など)であれば、部屋数や地域など、それに従って選んでしまえばそれでOKです。
では、関係がなさそうな理想の場合はどうでしょう?
例えば、「休日は家でゆっくり寝たい」や「動画や映画をじっくり観たい」といった休日や仕事後の過ごし方。一見、どんな家でも問題はなさそうです。平日は忙しくあまり家にいない、となればなおさら、条件は適当になってしまいがち。
ですが、忙しい中の貴重な休日、ゆっくりしたいのに電車の通過音がうるさかったらどうでしょう?映画の世界に浸っているのに、交通量の多い道路でバイクの音がうるさかったらどうでしょう?
通常は「駅から近い」や「交通の便がいい」は好条件ですが、休日のゆったり時間を重視する人ならむしろ、
・駅や線路から少し離れている(音がうるさくない)
・大通りやバイクがよく通る道に面していない
といった条件が見えてきます。
同様に、ターミナル駅ではなく1~2個離れた駅、という選択肢も考えられます。
このように、ゴールが先にある状態で条件を考えていくと、
・一般的には好条件でも自分にとっては要らなかった
・住んでみたら必要なかった条件のために他を妥協してしまった
・かなり悩んで決めたのに、住んだらもう一方の方がよかった
といった後悔を減らすことができます。
また、最優先にする条件が決まりやすいので、細かな条件で悩む必要がなくなります。
さて、ここまで読んで「ゴールが大事なのはわかったけど、まだイメージが湧かない」という方のために、具体的な事例をいくつか見ていきましょう。
理想から現実へ、条件の定め方
ここでは、具体的にどんな理想ならどんな条件が考えられるか、例を見ていきましょう。
①理想:仕事で成果を出して出世したい!
条件:職場に近い、駅から近い、防音しっかり、南向き
考え方:仕事で成果を出すために必要なのは、勉強に集中できる環境と考えた。そのために職場や駅と自宅間の通勤時間を短くし、勉強時間を確保。さらに防音や日当たりで睡眠の質と生活リズムを整えやすくしてパフォーマンスを一定以上に保ちやすくする。
②理想:休日は4人家族一緒にゆっくり過ごしたい!
条件:3LDK、1階、近所に公園、リビングが広め
考え方:家族の人数から部屋数は必須。子どもがいるため、下階に気を使わなくてもすむ1階で、近所に思いっきり遊べる公園があると良い。また、家族での時間をゆっくり過ごせるリビングを広くとりたい。その分、他の部屋(寝室・子供部屋)の広さは重視しない。
③理想:在宅勤務なので仕事も住環境も大事にしたい!
条件:2DK(単身の場合)、風呂トイレ別、風通しがいい
考え方:仕事と生活を切り分けられるよう、寝室+もう1室を確保。家にいる時間が長いため、湿気や暑さなどを避けられそうな条件を選んだ。また、通勤がないため駅からの距離やターミナル駅からの駅数は遠めでOK。
こんな風に、実現したいイメージが浮かんだら、それを実現するためにどんな条件が必要か、どの条件はこだわらなくていいかを考えて絞っていきましょう!
※今回の例はあくまで一例なので、同じ理想イメージでも実現に必要な条件は人によって違う場合があります。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事では、「暮らしを豊かにするための家選びの考え方」について見てきました。
家選びの条件を決めるには、
①理想の生活像(=ゴール)を考える
②一見家が関係ない理想でも、家を通して実現できる要素を見つけてみる
③理想を実現するために外せない条件を決める
の流れで考えていくとスムーズです。
理想のイメージなんてすぐには出てこないよ!という方は、まずは理想の逆、「どうしてもこの状態は避けたい」というイメージから始めると考えやすくなります。
せっかくの家選び、じっくり自分に合った条件を見つけて、より豊かな生活を実現してみましょう!
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