メーカーのマーケティング②
前回までで、マーケティングの原点は顧客志向であることを記載しました。
つまり、マーケティング志向の考えとは、
顧客満足に基づいた利益の追求であることです。
では、市場の扉を開けるには何が必要でしょうか。
答えは、消費者は商品がもたらすベネフィットを買っている点です。
「ベネフィット」=消費者にとっての「得、便益、満足」
つまり、消費者が求めているのは、
商品の機能ではなく、
機能を通じてられる「得、便益、満足」です。
そのために市場というのは、
製品のカテゴリー集合体ではなく、
消費者のニーズの集合体であります。
個々の消費者のニーズが増大すれば、市場も拡大して
国境を越えて、世界的広がりの中でニーズが存在すれば
世界的な規模での市場が作られるという構図です。
しかし同時に消費者個々人でウオンツは異なります。
同じ消費者でも状況や環境が変わればそのウォンツも変わります。
これが市場細分化(セグメンテーション)を行う上での前提条件になります。
次回はマーケティングという言葉について言及したいと思います。