ポトレデートおじさん
突然ですが、あなたは "ポトレデートおじさん" をご存知だろうか?
▼ ポトレデートおじさんとは
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ポトレデートおじさん〔ぽとれ-でーと-をじさん〕【名】:
若くて綺麗な女性と出かけたいがために、ポートレート撮影会と称して、カメラを片手にデートへ誘う男性のこと。
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▼ カメラの楽しみ方は人それぞれ
まずはじめに主張しておきたいことは、カメラの楽しみ方は人それぞれであるということ。法律に反せず誰かを傷つけない範囲であれば、どう楽しもうとそれを第三者がとやかく言うのはお門違いだと思っている。
しかし、このような邪な考えでカメラを楽しむのはもったいないと思う。
もったいないと思う理由は、写真技術が上達しないことから発展し、幸せの感性について話が帰結する。
▼ ポトレデートおじさんの目指すところ
ポトレデートおじさんたちの目標は一体何なのだろう。
デートがメイン?写真はおまけ?女性と楽しい時間を過ごせれば、撮った写真のクオリティーなんてどうでもよいのかもしれない。
もしそんなポトレデートおじさんがいるとすれば、こんな考えをしてみたらどうだろう。
――― 次のデートに繋げるためには?
そう考えると、クオリティーの高い写真を撮れた方がよいのではないだろうか。お相手の満足度が上がり、また次の機会を楽しめるチャンスが増えるはず。
僕は別にポトレデートおじさんを応援したいわけではない。
いいね!と思う写真をたくさん見て刺激を受けたいし、自分でもそんな写真をたくさん撮りたいだけだ。
クオリティーの高い写真が世の中にたくさん生産されることは文化的に発展するし、なにより撮った方も撮られた方も幸せになる。
とはいえ、最近のカメラは高性能であるがゆえ、機械に任せときゃ素人だってそれなりの写真が撮れてしまうことは確かだ。
・・・ただ、それって面白くない。
オートモードでだってステキな一枚が撮れることはあるだろう。ピントや露出をマニュアルで操作できることが偉いと言いたいわけでもない。
それらはいい写真を撮るにあたって必要となる《手段のひとつ》であり《本質》ではないと思うからだ。
▼ 撮影の本質に迫る
カメラの設定や機材選びより重要だと思うのは、
被写体をじっくり観察し自分が魅力的に感じるポイントを探ったり、そこある光を分析したり、意図が伝わりやすいように構図を組んだり、シャッターを切るタイミングを考えたり、等々…
カメラの外で起こっていることに思考を働かせ、自分なりの答えを導き出すこと。これはカメラに任せようのないことだ。
僕は、撮影においてその思考と試行が楽しい。
脳みそをフル回転させ鍛練を繰り返していくうちに、世界の見方が変わる。日常のふとした瞬間に美しさや感動を味わえるようになる。
これは本腰を入れて写真と向き合っている人にしか感じられない魅力だろう。
▼ さいごに
本題とは逸れるが、自分がこれまで撮影したポートレート写真を振り返って気づいたことがあった。
文中に挿入したそれらの写真をぜひ今一度スクロールして見返してほしい。
僕の場合、綺麗な女の子の写真をコレクションしたいわけではなく、自分にとって何か大切な人だからこそシャッターを切りたくなる。そこに年齢や性別は関係ない。
写真を通してこれからも感性を磨き、人生を豊かにする手段としてカメラライフを楽しんでいきたい。
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