パリ・テキサス・五十嵐隆・坂口安吾
こんにちは、急に五十嵐について書いた記事を非公開にしてすみません。
あの「遊体離脱」の五十嵐に魅せられたのは事実だけど自分でもあの記事、納得いかなくて…しばらく推敲したら出します。
最近はヴィム・ヴィエンダーズの作品とシロップの曲を楽しんでいます。
つい最近五十嵐が影響を受けた坂口安吾の”白痴”が入った古本を買ったので読んでいます。
私はシロップの曲とは高校生か中学の時に出会ってそれから長い間聞いていなかったのですが最近聞くとどうにも映画的な要素があると私は思います。
今年の2月にPerfectdaysを見てからヴェンダーズ監督の作品が気になりUNEXTに入ってから”パリ・テキサス”を見たんですよね。
結構長い映画だったから休憩を入れて5日かけてみました。
その合間に聞いていたのがSyrup16gだったんですよ。
パリ・テキサスの放浪している男、トラヴィスがラストシーンに元奥さんに語りかける独白じみた言葉がいちいち刺さってしまいました。
ただ事実を言っているだけなのにそれが一つの曲のように聞こえてしまう、そこに応対する元奥さんのセリフもなかなかです。
どこか自閉気味のコンテンツが私は今、好きなんですよね。
高校生当時は「ただ、暗い曲だなぁ」って思っていたシロップの歌が今聴くとただ日常のことを歌っているにすぎないところに気がつきました。
単に特別なことを歌っているのにどこか壮大で何かあるように聞こえてしまったのは思春期のマジックだと思います。
今、Syrup16gの「HEllーSee」を聞いていますが、落ち着いた曲が多くそれが今の自分の心身に響いてきます…
特に「This song just not for me」 と「月になって」が今は好きですね…他の曲も好きなんですけどこの二曲が連続するのが今は一番好きです。
優しさと諦めがヴェンダーズ作品に合うと思います…
今五十嵐が影響を受けたと語っている坂口安吾の作品を読んでいます。
どこか語り口調が五十嵐に似ていて思わずにやけてしまいます。
最近のことは以上です。
ワインの勉強しなきゃ…