たのしい幼稚園の付録が幼稚園生向けでは無い件
こんばんは、最近本屋の雑誌コーナーでこんな付録を見かけました。
『たのしい幼稚園 2月号付録 デザイナーぬりえパレット』
ピンクを基調としたおもちゃの様な見た目、二層構造になっている便利さ、全12色の水彩絵具、わたしはこの付録が気になりました。
そこで、メルカリで中古を買ってみました。
見た目からテンション上がる〜
丁寧にカットされ、金メッキが施されたデザインはセボンスターを思い起こす、そして二段構造のしっかりした作りは安心感を感じる。
ピンクの蓋から覗く12色の絵具達がワクワクが止まらない!
開封!
一段目には12色の絵具が入っている。それぞれハートの形になっているのが乙女心をくすぐる。色も寒色から暖色まで幅広く揃っている、特に二列二番目の青緑色は、私が今一番感心がある色でこの色があるだけで嬉しくなる。
プラスチックにはラメが入っており本付録が、絵具パレットではなく化粧道具の様な印象を与える。なるほど、これは女児の心を掴めますわ。
二段目には10もの窪みが入っており、水を入れるのに程よい深さで小さいが筆もついているというのが開けばいつでも絵を描けるので有り難かった…(これは後で覆る)
色見本
全ての色を出して見たが発色は市販の絵具と大差ない綺麗な印象を持った。
使ってわかった二つのデメリット
筆が小さい!
本当に大人の手には付属の筆は小さすぎる、それだけでなく筆先もバラバラで一度に狭い範囲しかぬれず、色斑ができやすい。途中でダイソーの水筆に変えたが、おそらく子供でも付属の筆で塗るのは至難の技であることが窺える。ちゃんとした筆を用意する事をお勧めする。
パレットが見にくい!
デザインの関係上仕方ない事だが全体がピンクのプラスチックであるため混色の結果を見るのが非常に難しい。固形絵具の場合、私は固めてあるのをそのまま使い混色することがないのだが混色を常日頃から行う人にはお勧めできない。
いや、別にパレット等を用意すれば解決出来るのだろうけど。
実際に描いて見た
紙はマーメイド水彩紙、線はコピックマルチライナーで彩色は付録の絵具で行った。またハイライトではぺんてるのホワイトのポスターカラーを使った。
作品を描いて見て、全体的に淡さとビビッドさを併せ持った配色で構成されていることがわかる。発色も綺麗で初心者にお勧めできる画材だ。
もしこの雑誌を買った親御さんがいるなら、是非お子さんと一緒に使って欲しい。また子供が飽きたら親の趣味の画材として活躍できるから。
メルカリで300円から500円で販売されているので気になる人は是非。