フィールド・オブ・ドリームス 「結」編
夢の形は変わる。
社長も「やりたいこと、やれ」と言ったけど、本当に企画書を持ってきたヤツは初めてだと言った。
石川では初めて企業製作の舞台ではないだろうか。
弊社は、音響・照明もできる会社なので、プレゼンも兼ねて舞台公演は効果的であった。
だだ、最初はうまく行かなかった。
なんとか形にはしたが、採算の取れるものではなかった。
最初の公演に社長の友人である、有名俳優に出演して頂いたのだが、
その方が、社員研修の中で言ってくれたことがある。
「この会社には、小川という社員がいる。彼は、いろいろ夢の形を変えながら、自分の夢の形をずっと作りづづけている。」
それから、3年連続、会社製作で舞台を作り続けた。
動員も収支も伸びている。
現在、コロナ禍で、舞台製作は難しくなっているが、
変えられるなら、形を変えてやればいい。
当初、前編・後編で予定していたこの文章。
起承転結の4編となった。
文章の形も変わり続ける。
夢の形のように。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートよろしくお願いします。