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声優オタク時代の話

今日はとってもいい天気。秋晴れってこういうのを言うんだろうな。
今日、久しぶりに声優の話を隣の席の子と話したからちょっとした私の声優オタク歴を残しておこうと思うんだ、ブログに残すなんて何だか平成のオタクみたい。

まず結論を言うと私は声優界隈を降りている。
理由は簡単、推しが結婚した。
最初は4年も好きだった人なのだから結婚のひとつで降りるなんて事はないと思ってた。
だって彼は文春にすっぱ抜かれることもなかったし、いつだってファン想いの優しい人だったから。

でもきっと優しすぎたんだね。
だからずっと私(ファン)に1番優しかった彼が、特定の女性に世界一優しくしているんであろう姿を思い浮かべたら耐えられなくなった。夢女子では無かったし同担拒否でも無かったのに。
Twitterの所属事務所からのお知らせに対するリプ欄には結婚をお祝いする言葉で溢れていて、トレンド1位に登るフルネーム。
それだけでもうおなかいっぱいで当時のフォロワーのおめでとうTLはほぼ見なかった。

結局そのまま午後の授業は出ず微熱で帰宅。
推しの人生に勝手に寄り添って満身創痍な世のオタク達は結婚発表や文春が出た時は本当に凄いよね。これを見てくれてる貴方がもし誰かを応援するオタクなら褒めてあげる、凄いよ。

家にいた親には体調不良になった事と推しが結婚したことだけ話した。
誰かといた時は全く出なかったのに夜一人でお風呂に入ったら気づけば泣いてた。流石にイタいオタク過ぎて自分でも悲劇のヒロインかよ、って言っちゃった。

あの後ご報告のラジオだけ聞いてそれ以降は一切彼の情報を見なくなった、というか見れなかった。どれを見ても自宅では綺麗な奥さんが待っていて、お疲れ様のお酒でも飲みながら笑いあってる姿が思い浮かんでしまったから。

そういえば結婚発表一ヶ月前に大きなライブがあってね、可愛い服を着て、髪を巻いて、最近覚えたてなメイクを必死にインスタとか見ながらやって行ったんだ。
それまではそのライブで使ったペンライトや新しいグッズを見ては元気をもらってたのにあの日は目に入る度辛かった。この時にはもう隣に大切な人がいて、温かい家庭が既に完成してたんだなって考えてしまう。

声優オタクをやめてまだ数ヶ月。
沢山のグッズは4年間の大切な思い出の一部だから売ったり捨てたりしないで全部取ってある。何だかこれを手放してしまったら私の4年間が全部消えてしまいそうでしょう?
でもこんな風にもし彼に再熱したらすぐにオタクになれる装備を残してしまっている時点でまだ私は彼に縋っているのかもしれない。また。もう一度彼の声に、表情に、言葉にときめく日が来るかもしれないと心のどこかで思ってしまっているのかも。
だってオタクはいつの時代も哀れで愚かで、だけどどんな時も推しの事を思っているからね。

でもしばらくはお休みかな。ゆっくり休んであの日の事を楽しく振り返る日が来るまでは。

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