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CYBOZU DAYS 2020 TOKYO 生配信振り返り【その1】

私がお世話になっている勤務先Cybozuは、先週11月11日から13日にかけて、幕張メッセ1~3ホールで年イチ大イベント「CYBOZU DAYS 2020 TOKYO」を開催しました。

今年はこのあと大阪でも行います。(12/2~3 オンライン開催)

私は営業本部初の試みとして(生配信スタジオ出した例はないので会社初かもですが)会場に生配信スタジオを作って3日間配信するというチャレンジ企画を出し無事通りまして、実際に行なってきました。

↑DAY1の青野社長の回の開始時間のリンクです。こんな感じでやりました。

小さなトラブルはありながらも三日間無事、というより量・質ともに想定以上のコンテンツを並べることができ、個人的には満足しています。

個人的にも配信メンバーや会社の周り的にも「また次やろう」という雰囲気になっているので、ここで振り返りをして次回以降に備えたいと思います。

もともとの計画

今年、たまたまコロナ前から「YouTubeチャンネルやろうぜ」と企画していまして、実際立ち上げからコンテンツ制作、配信をほそぼそとチャレンジしていたのですが、今回のイベントでの配信もそのメンバーたちと一緒にやることに。

私は基本的に企画と技術、オペレーション全般を担っておりまして、まあ本来は到底一人ではカバー不可能な領域なのですが、現状ではチャレンジ段階なのである程度のミスやトラブルは飲み込んで、とりあえずこれでやりきることが前提でした。

このイベントの総合監督側に出していた基本構成はこれです。

スライド1

椅子と机を除き、基本的に機材は持ち込みです。本社のAJITOスタジオから運びました。レンタルしたのは同じヘッドセットマイク4つのうち2つとXLRケーブル10mを2つです。

会場は雑音が多く、時折爆音ジングルが鳴り響くので、基本的に演者にはヘッドセットマイクを装着してもらうようにしました。また同様の理由で会話がしにくくなることが予想されたので、ワイヤレスのイヤーモニターを用意しました。ただ子機が2個しかなかったので、それぞれにミニプラグの分岐を挿して4人で使いました。

レンタルしたのは同じヘッドセットマイク2つとXLRケーブル10mを2つです。使ったマイクとイヤーモニターはこちら。

配信スタジオ構成振り返り

じゃあ実際やってみてどうだったか、というところなんですが全体的にはまあまあ、想定通りでうまくいったなという感じ。

マイクは音環境だけを考えれば単指向のヘッドセットマイクがベストだったし、イヤーモニターも必須でした。モニターなしだと会話が困難でした。ただし演者に着席していただいてから、説明しながらマイクとイヤーモニタを装着してもらい、イヤーモニターのボリューム調整の説明をしなければならない。また飛沫拡散防止のための透明マスクを装着してもらった上でヘッドセットマイクを装着してもらったこともあり、演者の快適性とか、飛び入りに対応する柔軟性に欠けた。ハンドマイクであれば飛び入りの人にマイクを向けてもらって(コロナ禍では推奨されないが)声を拾うこともできよう。

さらに、配信中に「なにやってんだろ」と集まってくる人や、この人の話が聞きたいと来てくれた方に向けて音を出す思考が欠落していた。もともと配信だけを考えていて外向けのスピーカーなどは用意していなかったので、周囲には何が話されているか全くわからない状況であった。

ということで、振り返りを反映して次回試してみたい構成が以下。

スライド2

赤字や赤いアイコンが追加・変更したい箇所。

演者のマイクには、ハンドマイクを卓上スタンドに挿して置くか、グースネックマイクを用意したい。一度ハンドマイク(SAMSONの安いやつ:私物)を挿して使ったが驚くほどクリアだったので、下にリンクしたグースネックマイクよりはハンドマイク4個用意したほうが扱いも楽だし、安いので演者が雑に扱って壊しても大丈夫だしコストも大幅に低い。そうしよう。

SAMSON安いw買ってしまおう。スイッチは無しのやつがいいと思います。演者が触るので。

演者用音声モニタに関しては、スピーカーをスタンドで立ててそれぞれの机に向けて音声を返すのが良さそう。机の前まで近づければ周囲に大きな音を撒き散らすこともなさそうだし、会場の騒音の中でもモニタできそう。上のハンドマイクの構成であればハウリングもそうおこらないと思う。イヤホンをつけてもらう手間とコードの取り回しが省かれるのがいい。モニタはこういうものを考えている。

またSAMSON安いw

スタンドはこういうので全然良し。おそらくセットをレンタルするであろう。

観覧者用モニタに関してはテレビを用意してもらって、そこにHDMIでつなぎ、演者用モニタを同じ画面を見てもらいつつ、音声もHDMIで送ってテレビのスピーカーで流せばよいかと思う。そう大きな音量はいらないので。

カメラ振り返り

まず使用機材。

NXCAMは会社に保管されていたもので、メインの全体を写すカメラとして使用。業務用の、自分にとっては高級な機種ではあるが流石に古くて映りが辛かった。現場で居合わせた当社が誇るプロカメラマン野水フェローに調整してもらったが映りはこんな感じ。

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両サイドのカメラは本社AJITOスタジオで使っているZV-1。

技術の進歩を感じざるを得ない映りの違い。。先の野水フェローにも「今となっては全然ZV-1のほうがいいに決まってるだろw」と言われてしまったw

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懸念していた熱停止は11月のメッセ内の気温では発生せず。今年は換気のために通常シャッターなどで閉じられているところも少し開けて置くなどの対処がされていたためコロナ禍以降ではまた検証が必要かもしれない。

後半では全体用として私物のGoPro7で撮ってみたが、配信だとこちらで良さそう。こちらのほうが色もはっきりしてパリッとなる。

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何らかのコンテンツを流している以外の時間は会場内の様子の上に開催前日に撮影した紹介ムービーと配信予定テロップを流した。会場内の様子は私物の、3~4年前に買ったAKASOという中華アクションカメラを使用。普段は自宅でテレビ会議用のカメラとして使用しているもの。今回の用途的には充分であった。 なんせUSBケーブル1本で映像送りと給電をしてくれるので楽。一日撮りっぱなしでも全く問題なし。

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↑ おそらくこれが後継機。値段もこれくらいだった気が。テレビ会議用のカメラとしてこれを結構おすすめしてます。かなり広角で撮れるので、顔どアップなんてことにならないし、結構きれいです。

カメラについては会社と協議になるがやはり追加投資が必要そう。

照明は次の項で。

スタジオ環境振り返り

多数のお客様やパートナー様が来られることに対して考慮が足りていなかった。そこを反映した部分がこちらの一番左の図。

スライド3

あいてる椅子に座られたりオペ卓の周囲に人が立ったりして作業のために動く際にじゃまになってしまうことが多発した。これはその人達は全く悪くなくて私の考慮不足。

次回は図のように柵で囲い、演者待機用の椅子だけ内側に設けることにしたい。観覧者は柵の外からモニタを介して観覧いただく。

次に照明。ブースに地明かり的な照明をつけてくれていましたが当然それだけでは足らず。想定はしていたが本社AJITOスタジオで使っていた小さな、まあ子供だましな安物照明はほぼ役に立たずw 一つ大きな物があったのでそれを片側からセンターに当てていたがやはり範囲が足りなかったので、同等のものをもう一つ当てることで対処できそう。使ったものはこちら。

長くなってしまったので今回はこのあたりにして二回に分けます!



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