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年金生活者になり控除申請をスマホでやってみたら、前年よりも大変になっていた件(前編‥‥かな?)

昨年(2024年)に引き続いてのテーマです。
昨年と違うのは退職したので確定申告として申請するところ。
先に自治体の無料税務相談で「年金生活者も確定申告するのが基本です」「医療費控除の申請をWEBでやっていたのなら、ほとんど同じです」と言われていました。

いやいや想像以上に障壁が高いです。


★この記事は健康なサラリーマンで職場の年末調整だけで完結している方には不要かもしれません。医療費控除や住宅取得控除などを自分で申告する場合は少し参考になるかもです。

前年に引き続きマイナポータルで準備をします

今年もマイナポータルでやってみようと思い立って、昨年書いて公開したnoteの自分の記事を見直します。

確定申告は
「毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税等の額を計算して確定させる手続」のこと。
2024年度分は2025年1月6日からできるようになっているようです。

1月6日からできるはず…です

これを書いているのは1月20日を過ぎていますが取り掛かりました。

スマホの「国税庁確定申告等作成コーナー」の画面です。

令和6年度分の国税庁確定申告等作成コーナーの画面
画面そのものは昨年と同じかな

昨年の経験から事前に準備できるものを手元に集めて備えます。

  • 勤めていた職場の2024年1月から3月の源泉徴収票

  • 12月に第一回目に支給された老齢年金の源泉徴収票

  • 健康保険(協会けんぽ)納付の領収証(振込受領証)

  • 生命保険料控除証明書が複数社分

  • マイナンバーカードと使用する暗証番号的なメモ

いざ!

マイナポータルのログイン画面
ほぼ一年ぶりに開くスマホアプリ
マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の4桁の数字入力画面
病院でしょっちゅう使っている番号を入力
マイナンバーカード読み取り画面
電話機の機種変更したくないなと思うのは私だけだろうか

ポータルの中に入り「確定申告」にすすむと
「確定申告の準備ページ」が現れます。

確定申告のマイナポータルでの事前準備

「三行で言えば」的に・三行だけです

確定申告の事前準備画面の説明で準備の流れが説明されている
「3ステップでできるんだ」と楽観ムードを漂わせます

「申告のページ」ではなく「確定申告の事前準備」のご案内ページ。
「申告の流れ」ではない「準備の流れ」なのです。

準備の流れ1~「取得したい証明書等の選択」

証明書等の選択画面
取得したい控除についての証明を選択しチェック。
社会保険料と生命保険料の控除は
前年までは職場でやってもらっていたので新規に設定です。

「生命保険料控除」は保険会社を選ぶ方式

「+選択」をタップして対象の保険会社を一覧から選ぶ方式。
「これは選ぶだけだから簡単だ」と思ったのですが‥‥
生命保険を契約している一社の「O生命保険」の名前がない。

「マイナポータル連携はしていません」って

O生命保険のWEBサイトを調べると連携していないようです。
届いている証明書のハガキには、そんなことは一言もない。
2025年10月から連携予定って。
どうすんの?(※後述)

医療費は2月9日から‥‥はぁ?

よく見たら「医療費通知情報」は2月9日から取得できるらしい。

証明書等の取得画面に「医療費通知情報」の欄には「令和6年度分は2月9日より取得できます」の赤文字があります
証明を取得をしたら「まだ」だって

法改正までして実施した「令和7年1月6日からできます」は「デジタル庁」の実績なのですね。

控除証明を選択する下部分の画面
年金機構は何回やってもうまくすすめません。
いったんスマホのキャッシュをクリアして仕切り直しが必要かも。

準備の流れ2~「外部サイトとの連携」って

e私書箱をはじめましょうの画面
次へすすむとこんな画面になりました

「利用規約」が27条、「わたしのウォレット利用規約」は29条あります~読んで理解して「同意」をする必要があります

なにこれ?それもこんな小さな文字で書いてある。
そう「読めるもんなら読んでみやがれ」文書の典型。
「同意」
同意したらマイナンバーカードの読み込みを要求される。
読み込み終わるとデジタル庁から外に出て、野村総研のサイトに行って「メールアドレス」を要求される。
素直に入れると「外部サイトとの連携完了」となり、生命保険会社と連携したと思ったら‥‥そんなことはない。

それぞれの保険会社とマイナポータル連携の申し込み(契約)が必要

自動的に連携はされていません。
それぞれの保険会社に「マイナポータルの私書箱に証明を入れてください」と手続きをしなくてはならないようです。
※確かにそうです・理屈はわかります‥‥だけれども、めちゃくちゃ面倒くさい。保険会社の数だけやらなくちゃならない。
「あ”~今日は手に負えない」って気分が萎えます。

「e-私書箱」連携って名前はいいけど「保障の見直し」したら最悪だね

「マイナポータル(デジタル庁)」の外に「e-私書箱」を作って、そこに生命保険会社の情報を入れて管理するって仕組みなんだ。
日本国が管理するわけじゃないんだ。
利用規約の中身を見ると‥‥うん・うん、そう書いてあるよね。

マイナポータルとイー私書箱が連携完了の画面
まだマイナポータルの中です
e-TAX までも届いていません

独身者や子育て中の方や働き盛りの方など、「ライフステージに合わせて保障は見直しましょう」って言われるけど、保障を見直すときにここらの手続きが必要だね。

まだマイナポータルの中での準備

挫折‥‥避難かな

今回はここまでで心が折れました。
まだ国税庁の申告のページまでたどり着きません。
昨年も途中で挫けそうになりましたが、なんとかゴールが見えていたので走り切りましたが、今年は先が見えなかったので、ひとまずここまで。

「挫折」って言うとやる気を失いそう。
とりあえず「マイナポータル」の中で遭難しないように、一時避難して体力の回復を待ってチャレンジします。
2月9日の医療費連携が始まるまでに、保険各社との私書箱連携をしなくてはです。

マイナポータルという魔宮でラビリンスに迷い込んだ私を、きっと誰かが見ているのです…

ニヤニヤした顔の関係者が「粟の前で手を濡らして立っている」姿だけが浮かんでしまう~ヌレテニアワーとか言ってる~

なお、これはあくまで専門知識のない私がやっている感想と状況です。

詳しくはお近くの税務署に気軽に尋ねるのがよいと思います・が「個人がマイナポータルでどうやるの?」的なことはお忙しいかもですね。
また税理士さんとかだと相談に乗ってくださるかもしれません。
動画サイトや専門家さんの説明サイトも数多くあります。
マイナポータルの手順・話しをもっと分かりやすい方法があったら教えてくださると嬉しいです。

セキュリティは確保しつつ、文字のサイズやスマホとパソコンの画面のアクセシビリティなど、もっともっと改善できないかなと願うことです。
ただ自分で四苦八苦しながらやると「納税」意識は高まるかもです。

みなさんもスマホでの申請にチャレンジしてみてください。
ただし心理的・物理的(時間的も)と体力に余裕があるときに…

※マイナポータルに連携していないO生命保険に電話で尋ねました。
コールセンターのSさんが親切に調べてくださりましたが「税務署に聞け」という結論でした~言い方は優しかったですよ。
ありがとうございました。

◆長文を読んでくださってありがとうございます。
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煩従 飯/こんにちは・ありがとう
読んでくださり感謝します。