サハラマラソン2019挑戦 #1
前職を退職して独立して4年が経過した2年前。40代になり一人で事業をしていると、公私でプレイヤーであり続けることへ、ものすごい不安感が激増… 。今の仕事は五感と精神力、体力がなければ成り立たない。待てよ、10年後も今の感覚でこの仕事できてるんだろうかと・・フィジカルとメンタルを強くし続けたい気持ちに。
プライベートではラン歴9年。40代になりサブ4達成できず苦しんでいた数年。そんな時に一つのキッカケが。家族4人でニュージーランドへ2か月留学。留学しても家族で唯一英語ができない父。ただこの留学で、私の価値観が子供たち以上に大きく変化。帰国後一人で海外レースに挑戦してみたい野望が湧く。そして2016年にニュージーランドのオークランドマラソンに挑戦。42歳にして初めて一人で海外へ。マラソンの前日受付では、全く説明の意味がわからないままなんとかゼッケンをもらい、スーパーで惣菜を買い、小さなホテルで一人静かに前日を過ごした。そのレースで2年ほど達成できなかったサブ4達成。30分近く記録更新して3時間46分。最後の数百メートルのサブイボと涙、ゴール後に芝生に座り込んで嫁さんに電話して声を聴くなり泣き崩れた「遂にやったよ!」小学生のようなオヤジ。忘れられない出来事となったし自分の中で大きく弾けられた瞬間だった。
それから1年。サブ4は当たり前になり、それ以降コレという次の目標が定まらないままいた・・・ サブ4の達成感が凄すぎて。。第1回松本マラソンなど探しては走ってみたけど自分には大きな感動はなかった。
そんなタイミングで、世界の過酷なマラソン"サハラマラソン"の存在を知る。自給自足?!夜中も走る?!砂漠を7日間?!新しい世界への予感と、これだ!という直感。子供の受験やら家庭事情。レース費だけで50万近く必要。総額80万くらいかかっちゃう。やりくりも含めて、2019年(45歳)でのチャレンジに照準を合わせる。
この決断に家族は反対しなかったのか?
嫁さんの反応は、即「めちゃイイやん!」
「てか私も行こうかな」どんな家や!
海外への挑戦をとても喜んでくれた。
最高に辛いレースで最高の涙を流してみたい。その先に待っている景色を見てみたい。 自分の中で2年越しの大目標が動き出した。
当初は1人でいくつもりだった。偶然日本横断中だった後輩デビが大阪を通過するというんで岩ちゃん別府とともに4人で飲む機会があり。デビの変貌ぶりに俺は感動して、ついサハラの事カミングアウト。えらい皆共感してくれて一緒に走ろうといってくれて。岩ちゃん応援団の元で2人での挑戦となった。そこから約2年トレーニング。行こうと決めた瞬間の海千山千店内でのふっくら太った2人。
そうして、このサハラマラソンをどないかしてデビと2人とも完走することが目標になっていった。誰かと何かを成し遂げたいと心から思う事ができた。アホほど直近1年はマラソンやトレイルレースに出まくって、デビの練習やレースまでもめちゃ気になって。2人がレース本番に向けて仕上がっていけるかを気にして。充実した練習の日々を過ごして行くことになる。
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