大阪の玉初堂のNさん、来社記
『香源』はお香のメーカーでもあり、小売りでもあり、卸しでもある…という、実にユニークな立ち位置の会社です。そのため、一見、競合他社と思われるお香メーカーも大切なビジネスパートナー様になります。商談をはじめ業界の情報交換など、定期的に営業の方がご来社してくださいます。先日も「香樹林」で有名な玉初堂さんのNさんが大阪からいらしてくださいました。
玉初堂さんと言えば、「香樹林」や「法円」「陽明」など、日常使いのお線香のヒット商品がいくつもありますが、ギフトにも力を入れられています。定番品から高級線香にいたるまで、その幅広いラインナップには素晴らしいものがあります。また、最近はお線香だけでなく、源氏物語に登場する源氏香の図に香りがついている「文香」など、新しい商品を毎年発売されるチャレンジ精神旺盛な老舗メーカー様です。聞いたところ、大阪の梅田の『古書の街』にお店を出されとか。そちらにも、たくさんのお客様がいらっしゃってるようです。私も大阪に行った折には、ぜひ足を運びたいと思っています! https://www.koh.co.jp/topics/2020/94858/
今は新規感染者数も落ち着いていますが、緊急事態宣言下では、2年続けてお盆などにも帰省を自粛される方も多く、かわりにお線香の進物用を故郷に送る方が多かったようです。(玉初堂さんに限らず全メーカーさんも同様)香源では、3,300円~5,500円の「香樹林」を中心とした定番品の他、3把入の小さな箱の進物ギフトも年々数が増えています。環境への配慮からか?大きなものよりも、小さな桐箱が増えている傾向にあります。一方で、「桐箱は要らないから、紙箱のバラ詰めを」と言われる方も増えています。
また、大阪も京都と同じように、寺院やホテル、旅館などの観光に関係する場所は厳しい状況だったそうです。仏壇店さんも年齢層が高めということで来客が減り、百貨店も自粛ムードの影響もあって随分苦戦を強いられたようです。今は状況も落ち着いてますし、これから巻き返しですね! そんな今後の期待感を話して、次回への持ち越しとなりました。