おしゃれ空間で大人のひとりのみ "uto"〜サンチャサンポVOL.3~
贅沢なひとりのみ
仕事を終え、帰路に着く。
最寄駅は田園都市線の三軒茶屋。駅の地下から地上に出ると、チェーン店だけではなく、個人経営の渋いお店など数えきれないほどある。
お酒好きな私にとっては、誘惑が多すぎるほどである。
毎日、「今日はどこでひとりのみをしようかな」と考えているが、財布と肝臓が心配なので、実際は週2,3回ほどしかひとりのみをしない。
話は変わるが、「1人飲み」と表記すると何故か寂しい感じが出てしまうのでポップな雰囲気を出すためにあえて「ひとりのみ」と表記させてほしい。
話を戻そう。
この日も例のごとく、お店を探す。次の日がオフということもあり、いつもより店探しに熱が入る。
今日は少しばかり贅沢なひとりのみにするかと思い、以前から気になっていた "uto"に舞台を決めた。
お店の方の話を聞くと元々は「那覇喰港」というお店だったようだ。そのお店がリニューアルし「三茶酒場uto」となったそうだ。
外観はもちろん、広いカウンターもあるので、ひとりのみにはとても優しい。
早速ビールを注文し、肴を探す。おでんを注文したが、出すまでに少し時間がかかるということで「ネギトロの梅水晶」を注文。
ネギトロと梅肉の食感とサメの軟骨のコリコリがお酒のスピードを加速させる。
意外となかった組み合わせに「これはリピート確定だな」と思いながらビールを飲んでいると、おでんの登場。
卵
大根withとろろ昆布
自家製いからしんじょう
アグー豚のソーセージ
軟骨ソーキ
という前身の「那覇喰港」の名残ではないかと思える沖縄感満載のおでんの盛り合わせ。
優しいお出汁とあぐー豚のパンチ力が最高にマッチし、ビールが止まらない。
他のお酒も飲みたくなった私は、いも焼酎の水割りを注文。
なんと琉球グラスに入って焼酎の水割り。(琉球グラスじゃなかった申し訳ない)
普通のグラスで飲むより高級感を感じる黒霧島。普段はもっぱら缶ビールの私にはグラスで飲むことすら新鮮だというのに、こんなおしゃれなグラスで焼酎を飲むとは。
飲むお酒のグラスから大人になったことを感じた貴重な夜だ。
時間も遅くなってきたので〆を頼むことに。
メニュー表を見ていると、本日のパスタ、本日のリゾット、ソーキそば、と気になるメニューばかり。
ソーキそばに一番惹かれたが、「本日の〜」や「シェフの気まぐれ〜」などに目がない私は、本日のパスタとリゾットの内容がどこかにないか店内を見回す。
すると黒板にオイルベースとクリームベースのパスタの内容とリゾットの内容が手書きで書かれているのを発見。
ここまで27年生きてきて黒板に手書きで書かれたメニューに裏切られたことの無い私は本日のパスタからオイルベースのパスタを注文。
この日のオイルベースのパスタは「しらすと菜の花のペペロンチーノ」。
〆にはぴったりの軽やかさと、ペペロンチーノならではのガツンとくるパンチ力にこの日最初の食事のごとくすごい勢いで完食。
ひとりのみの〆にパスタをチョイスできるようになった私は、おしゃれな大人の仲間入りをしたと言わんばかりの顔で店をあとにした。
1つ1つの味はもちろん、店内、スタッフさんの雰囲気も最高なutoはサンチャひとりのみのレギュラー化しそうだ。
店舗情報
三茶酒場 uto
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋2丁目6−6 井筒屋ビル
TEL:03-5432-9997
17:00-23:00
instagram:https://www.instagram.com/p/CHujIJ2jKbX/
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