ブラジル版お弁当”Quentinha”
今日は、ブラジルでポピュラーな”Quentinha”(ケンチーニャ)というお弁当について紹介します!
ケンチーニャとは、持ち帰り用に包装されたお弁当のようなものを指し、ケンチーニャ自体を路上販売したり、車に大量に載せて売っています。このようなケンチーニャの路上販売は、基本的に昼飯時にされてます。またレストランによっては、店の料理をテイクアウト用にケンチーニャとして売ってくれるところもあります。
ケンチーニャという単語は、ブラジルでも地域差があるらしく、違う単語が存在する地域もあるようです。リオデジャネイロはケンチーニャで通じます。
昼の12時を過ぎると、家の前で売られているケンチーニャを買い求める人で溢れ、あっという間に売り切れてしまいます。
リオデジャネイロの相場はだいたい10レアル(約190円)、料理によってはそれ以上の値段で売られています。基本的に飲み物も一緒に1~2レアル(約19~38円)で売られています。
しかしその家族はケンチーニャ1個で9レアル(約170円)で売ってくれます(ちょっと前までは8レアルでした)。そして量が多くて、味も濃くておいしいです。メニューも毎日違うので行くのが楽しみです。
ある日のメニューを紹介したいと思います。
メインディッシュは、写真上の見えるハーブチキンです。このハーブチキンは当たりの日ですね。
そして米、スパゲッティ、ポテトサラダ。これらはレギュラ―メンバーです。ポテトサラダがとてもおいしいです。
そしてこの米の下に、ブラジル人のソールフード”Feijão(フェイジャオン)”が眠っています。こいつもレギュラーメンバーですね。
この黒い豆がフェイジャオンです。簡単に言うと豆煮込みスープですね。日本でいうと、味噌汁のような立ち位置の料理です。ブラジル人が海外に行くと恋しくなる食べ物ナンバー1です。
そしてブラジルでポピュラーな飲み物、グアラナの炭酸なしバージョンです。炭酸があるグアラナは、ジンジャーエールの甘くなった感じの飲み物で日本でも手に入ります。しかしこの炭酸なしのグアラナは日本では入手困難だと思います。味も甘ったるいです。最初飲んだ時は、まずっと思いましたが、今は舌が慣れておいしいです。
そして写真上の粉のようなものは、”farofa(ファロッファ)”という、キャッサバの粉を炒って作られたものです。タダでついてきます。かけると、香ばしくなる気がしますが、味はとても説明しづらいです。ブラジル人はファロッファはどんな料理にも合うと言って、いろんな料理にかけて食べます。日本人でいう、ご飯は何と食べても合うと似た感覚ですね。
これが本日のケンチーニャでした。
個人で売っているケンチーニャは、手作りなので、ブラジルの家庭料理を味わいたい方におすすめです。
ブラジルに来たら是非買ってみてください。
では、また!
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