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パナマ銀行 法人口座開設について

堺から世界へ、パナマからKoheiです。

本日はパナマでの法人口座開設方法について、備忘録として書き留めておきたいと思います。口座開設以前に比べて非常に大変でした。

先日も記載した通りとにかくパナマ文書スキャンダル以降、銀行側はこれに加担しないようにとにかくオフショアカンパニー(租税回避会社)には手をかさない方針です。少しでも疑わしきものはアウト、まさに触らぬ神に祟りなしです。

しかしながら、パナマ政府としては変わらず外国人企業を誘致する方針のためはっきりいって、政府と銀行の連携がとれていないことになります。

当方もオフショア口座開設に7銀行程まわり、開けれたのは一行のみでした。銀行が口を揃えていうのは、Offshoreカンパニーはどこで何をしているか全くわからないため、コントロール不可。なので、開けたくないとの一点張りです。

私もしっかり正装をして(パナマは結構ウワベ社会、見た目重視なのでそれなりの機関の手続きには毎回スーツでいきます)、必要書類を作成し、何度も面談をして、ようやく開設できたわけです。パナマで永住権をもつ私ですら難しいので今や外国人の方がオフショア口座の開設を試みるのは至難の業なので、必ず現地に精通した私のような方に口座開設依頼をしてください。笑

一方、オフショアではない通常の口座開設は必要書類さえ出せば開設してくれるのでご安心下さい。

パナマ法人口座の流れと提出書類

□大量にある銀行の契約書類他 各銀行によりけり
□会社定款 (Pacto Social)
□法人登記書 (Registro Publico)
□営業許可証 (Aviso de Operacion)
□納税証明番号(Registo Unico Contribuyente)
□株主証明書(Certificado de accionista)

これとは別に準備が必要な書類をスペイン語にて準備

□事業概要書→どういったビジネス内容、国内のプロバイダー、国内のお客様を記載、海外のプロバイダー、海外のお客様

□事業計画書→毎月どれくらいの収入,支出があるか、
※こちらには公認会計士のライセンスとサインが必要

□自分の月収証明書もしくは確定申告書類→会社設立が初めての場合は、月収証明書

これらすべてを準備して、銀行担当者もしくは支店長との面談をする流れですが銀行書類が非常にややこしいので、記載しては赤ペン、記載しては赤ペンを繰り返し、ようやく開設に至ります。

2020年3月時点での各銀行の対応

各銀行で支店ベースに方針があり、開設ができるところとないところがあります。以下は私が足を運んだごくわずかな情報です。

Banco general   ごくごく一部の特別なお客様のみ。基本不可
Global Bank    ごくごく一部の特別なお客様のみ。基本不可
Banco Banesco    可能性有。
Banco Mercantil   他国にMecantil銀行があり、信用実績があれば開設可能。なければ不可
Bac Bank     ごくごく一部の特別なお客様のみ。
Banco Banitsmo  不可
Creditcorpbank   対応可 但し一部の支店のみ

ちなみに口座開設時に支店長から説明があり、キューバ、ベネズエラ、ホンジュラスの3カ国はブラックリストに乗っておりこの国への送金が1度確認された場合、厳重注意、2度目は口座ブロックまたはクローズとなるので要注意とのことです。今まではローカルスタッフにやらせていたこと、自分でやれば何でも勉強ですね。

パナマで法人設立や個人口座開設にご興味がある方は当方までご連絡ください。




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