人のミス見て、我がミスなくせ!~採点ミス編~
ミスは本当に起こしたくない。
ミスが起きてしまった後のあの感じ。あのプレッシャー。
なにより、お客様・関係者への申し訳なさ。
報告書をまとめる大変さと惨めさ。
だから、ミスはなくしたい。
そのためには、世の中で起きている、いや、起きまくっている色々なミスからもっと学んだ方が良いと感じております。ミスが起きてからでは遅いので。
そこで、私は月に1回くらい、こんな単語でネット検索しています。
「ミス 報告書」
なんだか性格悪いかもしれませんが、これがすごく勉強になります。
それで是非見てほしいのが、こちら。
今年2021年、茨城の県立高校で発生した採点ミスに関する報告書。
ミスが起きてしまったことは残念だが、その報告書がとっても秀逸です。
特に、「茨城県立高等学校等入学者選抜調査改善委員会報告書(令和3年4月28日更新)」という資料が参考になります。
これだけの短期間で対策を発表されている真摯な姿勢は素晴らしいと思います。ぜひ、ご覧ください。
特に、レポート内容として素晴らしいと感じた点はこちら。
①まずは、どんなミスがあったかをしっかりと把握している
一言に採点ミスと言っても、色々とありますので。
問題定義、問題分解が丁寧に出来ています。
②さらに、ミスが起きた背景や前提情報も共有している
なぜなぜ(WHY)を追求するにあたって、前提となる4W1Hの情報を確認しています。
③なぜ、その問題が起きたのか?行動面だけでなく、丁寧なインタビューを行い、心理面にまで踏み込んでいる
インタビューをかなり実施されていることが分かります
④最終的な提案としては、俗人的な取り組みではなく、仕組みやシステムの力を使って、限りなくミスをゼロに近づけようとしている
採点を2系統、さらには3系統にまで増やすなど、仕組みとして解決しようとしていることが分かります。
⑤その一方で、学生の学力を適切に測るという目的からは逃げていない
採点ミスを無くすということだけを考えれば全てマーク式にすればよいという策もありますが、そうするのではなく、論述問題を正しく採点するという悩ましいテーマに向き合っている。
というわけで、人のミスを見て、我がミスを無くしていきましょう!
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また書きまーす。
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