新しいフレームワーク【DX時代の事業部長の視点】
こんにちは!
ビジネス・ブレークスルーの高松です。
ビジネス環境がこれだけ大きく変化しているのだから、研修カリキュラムも進化しなければならない。ビジネスで活用されるフレームワークも、もっと進化して良いと思っています。
DX時代にビジネスをどう考えるべきか?
新しい思考の枠組み(フレームワーク)として考えたのが「DX時代の事業部長の視点」です。
今日は、「DX時代の事業部長の視点」をご紹介したいと思います!
と、その前に、まず「事業部長の視点」とは何かお伝えします。
「事業部長の視点」とは、ビジネスを俯瞰するのためのフレームワークです。
ビジネスを考える枠組みとして、色々なフレームワークが存在します。3C、SWOT、4P、5F、7S、バリューチェーンなど。
フレームワークは物事の全体像を俯瞰するために便利なツールです。
ただ、フレームワーク自体も沢山ありますし、万能というわけでもない。
そこで、ビジネス全体を1つのフレームワークで見れたらいいなーと思って作ったのが【事業部長の視点】です。
経験が無くても、一つのビジネスの全体像をおさえることできます。
こちらが事業部長の視点です。
これ1枚で、一つのビジネスを俯瞰することができます。
・戦っている【市場】があり、その中で自社が戦う【対象市場】が存在する
・市場の中に存在する様々なお客様のうち自社が狙う【ターゲット】となるセグメントがある。お客様のことを狙うというとはけしからん!と怒られてしまいますが、ターゲットという言葉に合わせて今回は利用しております。
・そのお客様に選ばれるためには、【顧客ニーズ】に応える【提供価値】をお返し必要がある。
・また、お客様に【購入・利用】してもらうためには、お客様に【アクセス】することも大切。つまり、チャネル対応。
・自社商品・サービスを届けるための【バリューチェーン】、それを支える【組織・リソース】
この結果が【会計数値】や【シェア】に表れる!
一つのビジネスを俯瞰することって、なかなか出来ないけれど、【事業部長の視点】を手に入れることが出来れば、事業部長じゃなくて目線を上げることが出来るのです。
事業部長の視点については、書籍にまとめております。
さて、毎日のように聞くDX、DX、DX・・・・。
今の時代、ビジネスのやり方はどう変わるのか?
実際、何が変わるのか?
そして、事業部長の視点はどう変わるのだろうか?
今、2つの大きな変化があります。
変化その1 すべてがネットにつながる!
すべてがネットにつながる!人も、モノも、すべてネットにつながる。常に今の状況が分かり、その状況に合わせた活動が可能になる。
すべてのビジネス活動やお客様の活動がネットにつながる。
それがデータとして活用できる時代になる。
データ活用の成否が企業価値に直結します。
変化その2 プラットフォームの出現
もう一つの変化はプラットフォームの出現です。
多くのプレイヤーが参加して、様々な情報、モノ、人がやりとりする場所が出来ています。
これまでは、お客様に直接、製品やサービスを提供していましたが、プラットフォームを通じて提供するようになります。
「事業部長の視点」から、「DX時代の事業部長」に変身完了!!!
これが「DX時代の事業部長の視点」です。
この視点を持つことで、俯瞰的に物事を考えることができるようになります。
具体的には、こんなことができるようになります。
・自社がどうやって業績を伸ばすのかストーリーを描けるようになります。
・データ活用などのプロとビジネスを協働する際に、ビジネスを俯瞰しながら、どう顧客価値を創出するか、どうマネタイズするか議論することができるようになります。
・業界の垣根がなくなる中で、自社がどこを担い、どこを他社と組むのか考えることができるようになります。
というわけで、今日は新しいフレームワーク「DX時代の事業部長の視点」をご紹介しました。
今後、実際に製品・サービスの考察とかをやってみたら面白いかなーと思っています。
また書きまーす!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今度、法人向けに半日セミナーを開催します。
3月28日14~18時です。
【ビジネスリーダー・次世代リーダー向け】DX時代のビジネスプランニング~勝てるストーリーのつくり方~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?