研修会社は「体系的な学び」と簡単に言うけれど。
これからの教育サービスのあり方を考えるために、思ったことをたまに書いています。
今日のテーマは、体系的な学び。
よく聞きます。この言葉。
体系的ってなんでしょうか。
「体系的」という言葉の定義を調べてみると、
一つにまとまっている
個々の関係性が理解できる
反対語は、分散的 具体的
と書いてあります。
つまり、体系系な学びを提供するということは、
物事の全体像を提示したうえで、その要素(プロセス)を分解して、それぞれ一つずつの要素(プロセス)を学んでもらうことを意味していると言えそう。
研修会社が「体系的な学び」を提供するというからには、物事の全体を提示できなければいけないわけです。
物事の全体像を提示することが可能なのか?
うーむ。
どうでしょうか。
自分で問いかけて、自分で困っています汗。
ある領域の基礎知識であれば、それは可能だと思う。
また、何かを作り上げる際のプロセスであれば、全体像を提示できる。
その一方で、これだけ複雑に絡み合った今のビジネスを考えるために、物事の全体像を提示するって、難しいよね汗
「体系的な学び」を提供することが難しいときもあるのだ。
だったら、どんな学びを提供すべきなのだろうか?
「体系的な学び」の反対で、「個別具体的な学び」を提供するのが良いだろうか。
でも、それは実務での一つ一つの経験で十分な気もする。
そうなると、研修会社が提供するべき学びとは何だろうか?
体系的な学びではなく、一つ一つの物事の関係性を統合的に捉える力だと思う。
全体像をとらえることは難しいが、一つずつの要素の関係性やつながりを理解し、複数の要素を統合的に考える力。
「統合的思考」
と呼ぶことが出来そう。
そういえば「統合的思考」の重要性を訴えている方がいるじゃないか!
thinkers50という世界の経営思想家ランキングで2位に君臨するロジャー・マーティン氏だ!。
ロジャー・マーティン氏が提唱するのが、integrative thinking!
この方です。
日本語訳の本も出ています。
濱口秀司さんの記事でも紹介されています。
すごい人って、つながっているのですね!
と紹介記事が沢山になってしまいましたが、最後に自分自身に向けてメモを書いておきます。
・個別具体的な学びは、実務で。専門性をあげていこう。
・研修では、その領域と他の領域のつながりを捉えて、ビジネスを統合的に捉える力を鍛える。
そんなことを思いながら、新しいカリキュラム「DX時代の事業部長の視点」を作っています。
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事業全体を統合的に考える「事業部長の視点」はこちらの本をどうぞ。
インプットだけでは身につかない。
一緒に楽しくアウトプットして学びませんか?
待ってるぞー
また書きまーす。
もし宜しければ、イイね!お願い致します。
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