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YOUTRUST採用を通して感じた「光と影」

遂に採用がひと段落つきました。準備期間を含めると5か月は採用に力を入れていました。この間に採用や組織づくりについて多くの方々に相談させていただき、たくさんの𠮟咤激励を頂きました。多くの方々の英知を結集したことで一歩前に進めていると実感しているので、この場をもって感謝申し上げます。

今回は報告を兼ねて採用活動を通して感じたことを共有させていただきます。タイトルがYOUTRUST社やそのサービスの揶揄しているように読まれそうですが、決してそうではありませんので最後まで読んでいただけると幸いです。


僕がオープンでいられなくては、どうやって本音で向き合えるんだ

ベンチャー・スタートアップ企業向けに採用支援を行っている企業の創業者の方に真っ先に相談させていただきましたが、「片手で数えられなくなるまでは自力でどうにかしなさい」と言われて門前払いを受けました。ただ、これが結果的に凄く良かったと思っています。

組織が小さいうちは、大手上場企業やVCから資金調達した企業には知名度も予算も待遇も太刀打ちできないので、「どのような原体験で自分は今の会社や事業を立ち上げたのか」という原体験の共鳴に絞ってストーリーを語ろうと決意しました。

ちょうど決意したタイミングで新卒で入社した会社の元リクルーターの方と話すタイミングがありました。

特異な転職体験をされたその方の「給与を下げてもこの会社に本気で行きたいと本気で思った」という一言にハッとさせられます。

入社の経緯や当時の夢に触れたことで、転職先企業の社長はご自身で立ち上げた事業の魅力を心の奥底からオープンな姿勢で発信していたのだろうと圧倒されました。「僕がオープンでいられなくてどうする!」、話す時間を作ってくれる方々には嘘をつかず、本音でぶつかっていき、40人近くの方々と面談をさせていただきました。

上手く進まなかった時は、綺麗な情報発信と最先端を行っている風のブランドイメージがイケてる会社の条件なのかもしれないと思うこともありました。ただ、自分の原体験に立脚した事業に対して率直に思っていること、また「もう自分の力には限界がある。だから、あなたの力が必要だ。手を貸してほしい。」と最後に必ず伝えてきました。応募者の方々に対してお茶を濁すようなことは一切してこなかったと自負しています。


向き合いきれなかった空白の2年間

今回の採用では計り知れない潜在力を秘めた仲間を採用できたという意味では、やり切ったし、これから続く採用も必ずうまくいくという手応えを十分につかめました。ただ、一つ心残りがあります。それは、自分が2019年5月に創業してから、今のSOYMIL事業を始める2021年3月の「空白の2年」を口にすることが一回も無かった、できなかったということです。

長いこと私をフォローしている人は知っているかもしれません。創業期は別の会社名で、当時はメンバー(大学教員とその助手の方)が計3名で、途中で取締役が1名入っていました。コロナ禍から「外国人向け日本語学習webサービス」を立ち上げようとしていました。結果的にこのプロジェクトはマネタイズも事業スキームも定まらないまま空中分解することになりました。

当時は信頼していた方々に梯子を外されたような感じがして悲しくなり、この空白の2年間を聞かれても話すことはほとんどなかったです。「あの結末を二度と再現したくない」と考えていたので、その時の負のエネルギーが推進力になっていました。例えるなら燃焼効率の低い質の悪い石炭みたいなものですね。駆動はするけれど、煙がめちゃくちゃ出て、公害を撒き散らしていたかもしれません。

ただ、今回の採用面談を通して会社の歴史に空白など存在しないことに気付かされる場面が何度かありました。異なる見方をすると、空白の2年も自分の人生の時間の否定できない一部であり、自分自身が選択して望んだ結末とも言えます。その経験と向き合い肯定しなければ過去からも未来からも逃げていると徐々に思うようになりました。そして、この空白の2年との向き合い方が、今後の社員との向き合い方、業績が落ちた時の向き合い方に繋がってくる大きな糧にできるチャンスとなるのです。

辛く悲しい体験を思い出したい人は普通いません。それでも、空白の2年間は自分自身が望んだ結果であったと肯定した上で、これまでの沿革と「なぜ自分が梯子を外された気持ちになったのか」「その時なぜ組織的な課題と向き合いきれなかったのか」をしっかりと話していこうと思います。そしてそれが、自分の価値を自分で創造し、自分の人生を自分で決定していける組織づくりにおいて必要不可欠なことであると確信しています。


採用継続中

採用活動はまだまだ終わりません。CS職を1名採用していこうと決めているので、「我こそは!」、「興味ある!」、「話だけ聞いてみたい」という方の応募を待っています!


オフィス移転のご支援を!

多くのご支援を頂き、本当に感謝しています。

大勢の方々に支えられていることに感謝の気持ちでいっぱいです、個別にお礼の連絡をさせていただきます。

共有知を作っていきたいとのことから、書籍を追加させていただきました。ぜひ、ご支援していただけると大変嬉しく思います!!!!!!!

引き続き、頑張って参りますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします!

佐藤航平

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