2020/06/14 僕は誰のものでもない
昨日は"アンリメ"こと"Answer to Remember"のリハーサルだった。夏休み明けの登校、もしくはおやじバンド再結成にも似たような空気感。みんな元気でよかった。2月末から殆ど演奏活動はしてないしフルトーンで楽器を吹くのも本当に久しぶり。それでもしっかりリズムやピッチ(音程)がベストな位置で合うってのは本当にすごいことだなとしみじみ。たまには自分を褒めてあげよう。「さすがプロフェッショナル!(笑)」。
リハーサルは新曲もアルバム曲も終始和やかに進んだ。確実に専門的な筋力などが低下してるので、少し自分のスタミナが無くなったようにも感じられた。そんなこともあり休憩多めでじっくりコトコト。にしてもしばらくライブミュージックから離れていたおかげ(っと言っちゃあなんだが)で何事にもフレッシュな気持ちで臨めるってとこはいいね。
というわけで明日の配信は今この時。2020年の6月に僕らが感じ、考えている特別な想いを宿したライブになることでしょう。頑張りすぎずいい感じに力抜いてやっていきたい。
リハーサル後、アンリメメンバーたちと営業を再開したばかりの"Jazz Spot intro"へ行ってきた。この店は日本におけるジャムセッションの殿堂。老若男女様々なプレイヤーたちが日夜切磋琢磨するエネルギースポットだ。上京当時はちょっと怖くて行けなかったし、今でも割と緊張する場所(笑)。
それでも行こうと思ったのは久しぶりのライブの前にもう少し人と音を出した方がいいなと考えたからだ。もちろん検温、消毒、換気等、店側の対策もばっちり。結果として昨夜は音楽の喜びに身体が浄化されるような、本当に素晴らしい夜になった。演奏の質がコロナ以前と比べてどうか、などという事には興味がなかった。無我夢中、一心不乱にプレイした。喜びを感じる。失った大切なものを再び手繰りよせようとするように。
なかなか今、密を回避しながら実際に集まって音楽をすることは容易ではない。けれども生演奏が消えて無くなることはない。だってこんなにも素晴らしいのだから。みんなありがとう。僕は誰のものでもない。僕は僕自身のものだ。
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リーダー
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マーティーとホイちゃん
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佐瀬と海堀
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高田馬場の坩堝
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それではまた明日ネットの海の片隅、BLUE NOTEでお会いしましょう。