Jazz with MELRAW August.2020
1.Easy to Love - The Cannonball Adderley Sextet
8月なんで景気良く行きましょうってことで1曲目はこちら。僕が敬愛するジャイアント。キャノンボール・アダレイの日本公演の録音からスピード全開で駆け抜けます。気持ちいいですねえ。キャノンボールというあだ名は大食漢(キャニバル)かららしい。
2.In Case You Missed It - Art Blakey and The Jazzmessengers
さて次はジャズの生き字引アート・ブレイキーの後期のアルバムから。この曲はこれまた大大大好きなサックス奏者ボビー・ワトソンのペンによるもの。いいですよねえ。オシャレなんですよね。Soilパイセンもこの曲カバーしてますよね。いい曲なんです。それに尽きます!
3.Bolivia - Cedar Walton
エキゾチックな曲が続きます。夏ですからね。ピアニスト、シダー・ウォルトンの代名詞的な曲で、セッションなどでも愛されています(ちょっと難しいけどね 笑)。ちょっとフュージョンっぽいといいますか。ジャズとラテンのまざり具合がとてもいい塩梅なんですよね。G7バンプでみんなソロが元気になるのはご愛嬌。
4.My Little Suede Shoes - Red Rodney
先日生誕100周年を迎えたチャーリー・パーカーのオリジナル曲ですが今回はトランペッター、レッド・ロドニーのヴァージョンでお送りします。スンバラシイサックスは若き日のディック・オーツ大先生。パーカーはラテンにも大きな興味を持っていてラテン系のミュージシャン等と共演したアルバムもありますので是非聴いてみてくださいね!
5.Blue 'N Boogie - J.J. Johnson
"トロンボーン"という楽器に皆さんはどのようなイメージを持つだろう?。きっと"まったり"した、言葉によっては"野暮ったい"(こんなこと言ったら怒られそう 笑)と言ったイメージを持つ人もいるかもしれません。しかしJ.J.のトロンボーンはまさしく"蝶のように舞い、蜂のように刺す"を体現したかのよう。モダンジャズ史に遺る神業をお聴きあれ。
6.Just Friends - Oscar Peterson
ジャズの世界で"オスピー"と言ったら"おすぎとピーコ"ではなくこの人。オスカー・ピーターソン。ジャズの入り口として出会った方も多いのではないでしょうか?。こちらはとにかく速い!速い!聴いてる方まで汗かきそう。素晴らしいプレイです。ピアノ一人になるところは大抵ドラマーとベーシストが嫌になったか、休憩したかったんですよね(冗談ですよ)。
7.MAMBO INN - Tito Puente
"マンボ"というのは"ルンバ"にジャズの要素を加え、誕生したものとされています("ルンバ"はYouTubeで聴いてみて)。そしてそんなマンボの代表曲と言えばこちら。ティンパレス奏者のティト・プエンテのオーケストラの演奏で夏を満喫しましょう!
8.Red Clay - Freddie Hubbard
ソウル、ファンクジャズの名曲として今もなお多くのミュージシャンに演奏されている楽曲です。フレディー・ハバードのトランペットってねえ、暑いんですよ。"熱い"というより"暑い"んですよね(笑)。そんなことでこちらの曲を選びました。"夏真っ盛り"とドンピシャで来るサウンドですね。まさにジャズ界のチューブ(冗談ですよ)。
9.ナイス・ショット - 渡辺貞夫
言うなれば殿堂入りの大大大先輩、渡辺貞夫さんの1980年リリースの曲です。色褪せなさ過ぎますね。この頃のナベサダさん大好きなんです。まさに夏の夜にぴったり。この曲に中学生の時ハマってコピーしたのもいい思い出です。
10.Só Danço Samba - Stan Getz,Luiz Bonfá
夏といえばこういうのが聴きたい人も多いはず。"ボサノバ"ですね。"ボサノバ"というジャンルも先に紹介した"マンボ"と同じくブラジルの音楽とジャズが結びついて生まれた音楽なんですね。そしてこちらは有名なゲッツ・ジルベルトのアルバムではなくギタリスト、ルイス・ボンファさんとゲッツのアルバムです。ジョビンは何曲か参加しております。
11.How High The Moon - Phil Woods
始まったと思ったら「あれ?これ違う曲のメロディーじゃない?」と思った人もいるんじゃないでしょうか。実はジャズの世界には"替え歌"と言うものがありまして。これは従来歌詞を変えると言う意味ですが、ジャズの世界における"替え歌"と言うのはコード進行はそのままに別のメロディーを乗せることなんですね。なのでここで演奏されている"How High The Moon"と"Ornithology"の2曲は実はコード進行が一緒なんです。是非聴き比べてみてくださいね。
12.Mi Nou La - Grégory Privat
さてこの号くらいから少々コンテンポラリーにも手を出していきましょう。西インド諸島に位置するフランス海外県マルティニーク生まれのグレゴリーさん。これくらいの頃から特にティグランの登場しかりワールド系のジャズが盛り上がってきてますね。日本も頑張らねば!雅楽ジャズやるか!!
13.Bright Size Life - Pat Metheny
天才、鬼才ギタリスト、パット・メセニーのデビューアルバムよりタイトル曲を。このアルバムにはもう一人の天才ジャコ・パストリアスが参加していることでも有名ですね。にしても18歳のとき進学先の学校で教える側に回るという都市伝説のような人生。"パット見・メセニー"というギャグを持っている天パでボサボサ髪の先輩がどこのジャズ研にも1人はいるとかいないとか。。
14.The Little Dream - Alfredo Rodriguez
さて、今回数が多かったワールド系。その最前線がキューバ出身のこの男。インスタグラムでその超絶技巧(トリオ全員おかしい)を目にした方も多いのではないだろうか。個人的に最高なのはベースとギターを担当しているムニル・ホッスンさんと言う方。この人のソロ作品も半端ないです。是非。
15.aquarium. - MELRAW
自分の曲で終わるんかい!というツッコミが多方面から聴こえてきそうですが、これも立派なワールド系!日本産のニューミュージックです!(迫真)。
というわけで解説遅れてます。頑張ります。スペルとかチェックするの大変なんだもん...(笑)。と言うことでこれを機に8月号聴き返してみるのも乙ですよ!