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Jazz with MELRAW Vol.2

 特集コーナーが始まった第2回。フュージョン・クロスオーバージャズ特集をお送りしました。今回もプレイした中から5曲紹介していこう!


John Coltrane - Lazy Bird

 コルトレーンチェンジ(コルトレーンが発明したと言われる複数の調性を行き来するコード進行)の曲の中で一番好きなのは?と聞かれたら僕は間違いなくこれ。難しいんだけど爽やか。特集前の時間からの一曲。


Herbie Hancock - Actual Proof

 古参ファンならWONKのライブでも耳にしたことがあるかもしれない。ハービーのフュージョン・ジャズファンク期の名曲。これまた複雑難解でプレイヤーの技量が問われる曲だ。ジャズ研の学生がスペイン(チックコリア)と共にこぞってチャレンジする(笑)。自分も昔からよく演奏する一曲だ。


Weather Report - Havona

 "フュージョン"とひとことで言っても前述のハービーのようにファンク色の強い物やアバンギャルドジャズ(フリージャズ)の要素が強い物などが多かったが、フュージョンがフュージョンたるサウンドを確立したのがウェザー・リポートじゃないだろうか(無論、同時期に同時発生的にいろいろなバンドが新しいサウンドを模索していた)。その中で伝説的ベーシスト、ジャコ・パストリアスのプレイが光る一曲だ。この宇宙的なサウンドこそがフュージョンの醍醐味だろう。


渡邊貞夫 - Nice Shot!

 勿論日本でもフュージョン、クロスオーバー旋風は巻き起こる。日本のレジェンド渡邊貞夫さんの楽曲の中からファンキーで都会的な一曲。中学の時にコピーした思い出の曲でもある。シンセやベルなど、綿密に練られたアンサンブルが聴くたびに発見をくれる。


上原ひろみ - Deep Into The Night

 フュージョン、コンテンポラリージャズ、またはグラスパーたちによるビート系のジャズまで激動の00年代後半。フュージョンの残り香を感じることができる上原ひろみさんの名曲。パット・メセニーやイェロージャケッツが押し広げた叙情的な世界観に日本人的な感性も加わり、あなたの琴線に触れること間違いなし。


 さて次回は11月17日。秋の夜長のコンテンポラリージャズ特集をお送りします!

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