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あれなんなん#1「自転車」
人間観察に限らず周りのものを観察するのが好きな僕が、人に話すほどでもない日常の中で抱いた小さな疑問を書き殴り散らかすシリーズ“あれなんなん”
本日より始めさせていただきます。将来出版社から声がかかって書籍化して一儲けできたらいいなと目論んでいます。こういう下心丸出し野郎の夢は大体叶いませんが、出版社の方々、ご連絡お待ちしております。(お手手すりすりお靴なめなめ)
初回は自転車について。というより、自転車に乗る一部の方について。
僕は普段通勤で自転車を使用しているのだが、朝の時間はサラリーマン、学生、子供を乗せて送迎しているお父さんお母さんなど、多くの自転車ユーザーと一緒になり、列をなして走っている。
それだけの人数が集結するわけなので、赤信号に捕まると横一列に自転車が止まり、青信号という名のスタートの合図を待つ競輪選手のようになる。多職種が並ぶ絵面は、まるで“異種競輪”。ギャグ漫画っぽい。
別に競ってるわけでもないが、朝の時間は貴重なのか、青信号になると皆自然と早めのスタートを切るのだが、ここで高頻度である現象が起きる。
姿勢を若干の前傾姿勢にし、シャーーーーーーー!と車輪が高速に回る音を立てて本気のスタートダッシュを切り、疾走と先頭に立つ強者が現れる。道幅が狭いということもあり、気づけばRPGゲームの勇者のように様々な職業を後ろに引き連れるような構図に。1列になり進んで行く。
先頭「ギッコギッコギッコ(自転車を漕ぐ音)」
後ろの人達「・・・・・・」
先頭「ギッコギッコギッコ」
後ろの人達「・・・・・・」
先頭「ギッコギッコギッコ」
後ろの人達「いやお前さっきの勢いどこいった!!!」
あれやる人なんなん?「よし。先頭になれたぞ・・・・・ふぅー。」じゃないのよ。先頭に立つまで早いのに、その後が異様に遅いため、後ろで渋滞が発生する。前に人がいないから早く進めるというのが先頭に立つメリットなのに、なぜ遅い。そして、なぜ先頭になった。あの人が先頭に立つのは、勇者の気分を味わいたいからなのだろうか。
案の定、道幅が広くなった瞬間に後ろの人達が先頭を追い越していく。あー、パーティーが抜けていく。可哀そうに。まぁでも今後は先頭に立つのは辞めた方がいいと学んでくれただろう。
あっ、、、赤信号。
(待機中….)
また自転車ユーザーが溜まっていくなー。
(赤信号⇒青信号)
あ、青だ。
さっきの勇者「シャーーーーーー!(車輪の音)」
いや、本当なんなん。