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不動産運用会社に入って良かったと思うことについて
40代にして不動産金融業界に足を踏み入れた後発組の村上公平です。
今回は、不動産運用会社に入って実際に良かったと思うことについて書いていきます。
不動産運用会社に入って良かったと思うこと
私の体感や同業他社との情報交換の中で、3つが挙げられると思います。
①仕事のペースが作りやすい
不動産運用会社の中でどんな職種なのかにもよりますが、比較的、年間行事として当て嵌めると「決まったイベント」が分かりやすいのが特徴の1つと思います。
例えば、REITの運用会社での増資という仕事であれば、半年に1回だったり1年に1回というケースが多いので、そのサイクルの中でやることが自ずと決まってきます。
ですので、(細かなトラブルに起因する事象が発生する場合を除き)半年または1年の仕事サイクルが見えやすく、結果として仕事のペースが作りやすいと感じます。
不動産金融業界では不動産証券化協会(ARES)が女性の登用を推進しているのですが、不動産に関する仕事の中では、仕事のペースの作りやすさの観点から、育児といったライフイベントとの調整もしやすいと思います。
逆に不動産のデベロッパーや仲介は、取引関係者の都合でスケジュールを振り回されるケースが多いですので、同じ不動産でも、働き方は大きく違うと感じます。
②出張が比較的多い
所属している不動産運用会社がどのくらい物件を運用しているのか、そしてエリアのポートフォリオ戦略をどのように立てているかにもよりますが、一つのエリアに限定して投資及び運用しているケースは稀(中には北海道限定とか九州限定とか、地方特化型もありますが…)ですので、自ずと地方への出張機会が増えます。
とある同業の不動産運用会社は200物件近く(件数だけで見ると、業界内でもめちゃくちゃ多いと思います。)を運用しており、しかも物件は北海道から九州まで幅広にあるらしいので、しょっちゅう出張に行ってるみたいです。旅好きな人には、聞いているだけで楽しそうですよね。
また、投資家営業を行うにあたっても、地銀や信金等のお客様をターゲットとする場合は(最近はWEB会議が増えたとはいえ)出張の機会は多いです。
私も結構出張は多く、(あまり大きい声では言えませんが)移動時間は本を読んだりスマホからオンデマンドで映画を観たりしていますし、出張先のご当地グルメを堪能するようにして、仕事をしながらも楽しさを見い出すようにしています。
③同業内の転職にあまり困らない
自社にしても同業他社にしてもそうですが、不動産運用会社は慢性的な人手不足に陥っているように見受けられます。
なぜ人手不足なのかは別の機会に触れるとして、不動産運用会社での勤務経験があれば、業界内で悪い噂が立たない限りは重宝されやすいのではないかと思います。
実際に私が勤めている不動産運用会社でも、同業他社からの転職組が多くを占めています。
まとめ
細かなことを言えば他にもありますが、幹となる「良かったこと」は、
① 仕事のペースが作りやすい
② 出張が比較的多い
③ 同業内の転職にあまり困らない
の3つだと思います。
3つめの話は、逆に言うと業界人が少ないので、他業界から入り込むチャンスも多いと言えます。特に若い方の人口が極端に少ない傾向があるので、若い方は特に参入のチャンスです。この話については、別の機会でお話ししたいと思います。
最後まで読んでいただき、有難うございました。