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All Shots Of A Film #3 Kodak PORTA400
こんにちは、みしぇる( @crsa_photo )です。
12月も折り返しを迎え、いよいよ年の瀬の雰囲気が漂ってきましたね。
その前にクリスマスありますけどね。
働き始めてからはクリスマスが平日なので特にイベントっぽいことはしてないのですが、ぼくは12月を通して街中がクリスマスや年越しといった雰囲気に染まってソワソワしてる空気が好きなのでそれだけで毎年満足してますね。
1年ぶりに関西に戻ってきて神戸ルミナリエも2回行っちゃいました。好きすぎか。
今年の振り返りはまた年末にnoteにてまとめようと思います。
さて今回は、1本のフィルムを時系列順に公開するシリーズ"All Shots Of A Film"の3回目となります。
今回ご覧いただく1本は言わずと知れたKodak社のプロフェッショナル用フィルム PORTA400。#100of100portrait も始めたての頃、沖縄でのポートレートの様子が収められています。
モデルはあおさん。沖縄で被写体活動をされているとても魅力的な方で、彼女自身が撮られる写真も大変才能を感じさせるものばかりです。
今回の企画の撮影順序としては3番目にあたるあおさんですが、実は撮影予定が決まったのは1番最初でした。加えて言うなら、ぼくが人生で初めて撮影依頼をお受けしたモデルさんでもあり、写真を撮るために初対面の方とお会いするという初めての経験をした1日の記録でもあります。
それではご覧ください。
Film:Kodak PORTRA400
Camera&Lens:Nikon FE×Nikkor 50mm F1.4
date:2019.01.29
model: #100of100portrait No.3 ao
Twitter: @draaaasn9 Instagram: @arooorn
Location:Makishi and Tsuboya,Naha Okinawa
前回のフィルムと同様に、前半の撮影を終えてお昼休憩の際にフィルムをリロードしたところから始まります。
国際通りから1本筋道へ逸れたところにあるBALL DONUT PARKで休憩。
お昼ご飯と呼ぶにはかなりカジュアルですが、かわいらしい食べ物で楽しかったです。
すごく油断しているところを写してしまった。
午後の撮影は希望ヶ丘公園から那覇の平和通り商店街へ抜けるルートから。
浮島通りに入ると個人的に気になる階段の建物が。
ここで結構な枚数撮ってた気がする。
謎な場所で、謎な表情だけど結構お気に入り。
かんとくもいい味出してますね🐣
あおさん、かんとくトッピングでお待ちのお客さま〜〜〜〜
横顔がとっても綺麗。
壺屋児童館の通りで。
木漏れ日が綺麗だったので。
こうしてみると同じ構図の写真ばっかりですね……。
ぼくの大好きなブーゲンビリアの壁。
ことしはこうして植物に埋もれてもらう写真もたくさん撮ったなあ。
1時間800円で撫で放題の看板猫、丸昌さん。
絶対違うね。
初めてのことばかりだった撮影はここまで。
このフィルム最後のシーンは、実家の部屋で朝日に照らされながら漂うホコリの写真でした。
この写真にPORTRA使うの我ながらなかなか贅沢ですが、仕上がりを見たら完全に撮ってよかったと思いましたね。
ちょうど、写真家の濱田英明さんが同じように部屋に舞うホコリを撮影された写真を投稿されているのを見て真似したくなったんです。
総数37枚、およそ2時間を閉じ込めた1ロールでした。
この撮影のロケーションである那覇の平和通り商店街やその周辺は、ぼくの実家から歩いて10分ほどでたどり着け、幼い頃から何度も通ったまさに地元といった場所。ここで #100of100portrait のスタートを切れたことはいま思えばとても感慨深いですね。
そして、これまで撮影依頼など受けたこともなくポートレート撮影もドがつく初心者であるぼくに真っ先にご連絡いただいたあおさんには本当に感謝しても仕切れません。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
恥ずかしながらぼくは自分の写真以外をよく知らないまま撮り続けていたので、沖縄にたくさん写真を撮る方や被写体活動をされているかたがいるというのもこの企画を始めるまで全然知りませんでした。
そんな中で、あおさんに声をかけていただけたのは本当に幸運だと思いますし、初めて撮影依頼をお受けできたのがあおさんで本当に良かったと改めて思います。
いま見返すと構図や光の読み方に拙いところも多く、もっとうまく撮れたのではと思わずにはいられませんが、それでも全て大事な写真たちです。
今回使用したKodak PORTRA400はプロ・アマを問わず世界中のフィルムユーザーが使っている、言わずと知れた高品質フィルムです。「世界最高の粒状性」を謳うこのフィルムは極めて優れた人物の肌色の階調や色再現性が特徴で、その名の通り人物撮影において特に威力を発揮します。
またその画質の高さにも毎回驚かされるところがあり、適切に光を捉え丁寧にピントを合わせたときの描写は高画素デジタルカメラによる写真に劣らないほど高精細です。今回のnoteもぜひPCなど大画面にてご覧いただくことをお勧めします。
このPORTRA400はことし15本ほど使用しましたが、このフィルムを持ち出すのは個人的にも大事な撮影だと気合を入れている日ばかりでした。それほどの描写をしてくれます。この記事のCinestillほどではありませんが、5本セットで5000円台半ばと価格的には決して使いやすいとは言えないフィルムです。それでもこのフィルムを使いたい、そう思わせるだけの力がPORTRAには宿っています。いずれご紹介することになるであろうPORTRA160も同様です。
大事な日、大事な人を撮るときはPORTRA。そんな風に背筋が伸びる思いで写真を撮れるフィルムです。
今回はこの辺で失礼します。
#100of100portrait も今週末で100人の撮影を終える予定です。
長いようで短い旅ではありましたが、最後まで一人一人と向き合って丁寧に写真を撮れればと思っています。
では、また。
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