漫画のような本当の話。クィディッチワールドカップに日本代表として出場してきます!
ついに、ついに、ついに、6年越しの夢が叶います。
2023年7月15-16日アメリカ・ヴァージニア州リッチモンドで開催される IQA Quadball World Cup 2023に、日本代表が初出場します。
日本クアッドボールコミニュティにとって悲願のワールドカップ出場。
準備を尽くし、世界へ挑戦してきます!!!
2016年のアメリカ留学中にクィディッチというスポーツに出会い、スポーツとして、文化として、コミュニティとしての面白さにすっかり魅了されました。
留学中に所属していたラトガース大学クィディッチ部は全米でも強豪校の1つで、キャプテンはアメリカ代表、副キャプテンはブラジル代表の選手でもありました。
そんな彼らと毎週3回クィディッチの練習をし、遠征にもたくさん行きました。
帰国前最後の大会となった全米クィディッチ選手権で全米ベスト32で負けたときには、「この最高のチームメイト達と、クィディッチはもう出来ないんだ」と、ピッチ上で号泣。
このスポーツに、このコミュニティに、自分はこんなにも惚れたんだなと自分でも驚きました。
その時、全米選手権の会場で彼らと約束したんですよね。
「俺、日本に帰ったらクィディッチ協会作るから、次はW杯で会おうよ。アメリカ代表・ブラジル代表・日本代表として、W杯で再会しようよ。」
約束を胸に、2017年に留学から帰国し、1人で日本でのクィディッチ普及活動を0からスタートさせました。
道具もないし、誰もルールを知らない。
変なスポーツ、バカなスポーツという声もありました。
ない道具は自分で作って、ルールは分かりやすいようにイラストに書いて。会場探して、Facebookで告知して、LINEで直接声かけて。
「面白そうじゃん」と思って協力してくれる優しい友人知人達に助けられながら、2018年から正式に体験会や全日本大会をスタートさせることができました。
様々なルートでクィディッチに惹き寄せられた仲間達との出会いもあり、2019年には運営4人で一般社団法人を設立し、代表理事(共同代表)に就任しました。
しかし、財政は火の車で、時間もお金も出ていくばかり。
未熟な僕たちはイベントを企画しては赤字に終わり、大会を運営しては参加者達から厳しい指摘を受ける。
自分の好きなスポーツをやっているはずなのに、辛い時期も長かったです。
正直、心が折れそうな時もありました。
でも、このスポーツが好きだから。
日本にも仲間ができたから。
そして、アメリカの仲間との約束があったから今日まで続けてこれました。
日本でクィディッチを始めて6年。
ついに、日本代表がクィディッチワールドカップに初出場する日が来ました。
このワールドカップは、「待っていたらやって来た」ワールドカップではないです。
一般社団法人日本クィディッチ協会のみんなが、
日本クィディッチコミュニティのみんなが、
6年間雨の日も風の日も日本にクィディッチの火を灯し続けてきたからこそ、「自分たちで掴み取った」ワールドカップです。
アメリカの旧友たちも、しっかりアメリカ代表・ブラジル代表の現役選手として今大会に出場してきます。
待たせたな世界!!!
6年分の想いを背負って、日本代表として戦ってきます。
応援よろしくお願いいたします!!!
一般社団法人日本クアッドボール協会・代表理事
クアッドボール日本代表・初代キャプテン
小山耕平
*「クィディッチ」の正式名称は2022年より「クアッドボール」になりましたが、便宜上「クィディッチ」と書いています。
**クィディッチ日本代表ではクラウドファンディングを実施しています!
ご支援いただけますと幸いです!