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<データアナリスト必見!>データ分析を練習するなら、競馬をやれ【1分で読める】

最近「データを活用したビジネス」が話題ですが、具体的にどのような練習をすればよいか迷っているという方いらっしゃるのではないでしょうか?
実際SQLを組んで必要データを抽出し、仮説を立てて提案(改善する)という機会はごく限られ、もともとそういった職種(コンサル系)に属していなければなかなか「実戦経験」を積むことは難しいかもしれません。

そんなあなたにおススメの練習法があります!それは競馬をすることです。今回は、今後データ分析を行っていきたいという方に向けて、競馬が練習にどれだけ合っているかをご紹介します。

<データ分析と競馬の共通点>

まず、なぜ競馬なのか。それはデータ分析と以下の共通点があるからです。

膨大なデータからデータを選択(抽出)し、

ゴールという仮説を立て、検証する。

具体的に説明していきましょう。

①競馬は「データ分析→仮説→レース→検証」のサイクル

競馬を予想する際、予想家は以下を参照するといいます。

・各馬の成績
・走破タイム 
・距離適性・コース適性
・血統
・騎手の腕
・厩舎成績
・調教
・ローテーション
・馬体重と負担重量
・レース傾向
・馬場状態
・脚質・展開・枠順

JRA-VAN「競馬初心者のための予想方法、ポイントまとめ」
(https://jra-van.jp/fun/baken/index8.html)

要するに、体重や走破タイムなどの定量データと、厩舎特性や騎手特性などの定性データ(この厩舎はこういう体重管理をしてくる傾向にある等)をうまく組み合わせて、レースの着順を予想していきます。

1頭につき、精査するべき項目は約12あり、1レース最大18頭まで出走しますので、1レースで出現するデータの母数はすさまじい数となります。

②必要データと不必要データの取捨が必要

また、競馬は1日に12レース(JRAの場合)あり、また開催競馬場が1日に複数別れている場合もあります。そのため、到底そのすべてのデータを集計し分析することは、不可能に近いです。

その中でプロの予想家(一般の馬券を購入する人と区別し、以下「勝負師」といいます)は必要な情報と切り捨てる情報を区別し、優先順位をつけてデータの検証を行っていきます。

具体例として、2019年の有馬記念をあげましょう。
簡単な概要を書かせていただきます。

2019/12/22(日) G1有馬記念(中山2500m 右回り 開催8日目)
天候:曇 馬場状態:良
16頭立て 1番人気:アーモンドアイ(単勝1.5倍)

<レース前概要>
当時アーモンドアイはG1 5勝の絶対王者。
鞍上は今までペアを組んできたC.ルメール。絶対の布陣だった。
当馬のスタイルは、最後の直線でのすさまじい追い上げが売りで、有馬も当馬が優勢と思われた。
レース映像:https://youtu.be/oY8OYzlspdA

ここで勝負師は、膨大なデータの中からまず「アーモンドアイが勝てるか否か」を考えます。
アーモンドアイが他の馬より優れていることは言わずもがなの為、1着になるかならないかを、先につぶしておこうと考えるのです。

すると1個の懸念点がありました。当馬はこれまで一回も中山を走ったことがなかったのです(ローテーションデータより)。中山競馬場の特徴は、最後の直線に待っている長い上り坂で、後方から最後の直線に勝負をかける馬はよく失速するコースでもあります(コース適正データより)。

「もしかして、アーモンドアイは直線での登りが苦手なのでは?」「最後の直線で失速する可能性があるな」(展開仮説①)

このように、膨大なデータから、取捨選択をして、ロジックを組み立てていくことが必要になってきます。
16頭分のデータを集めて、すべて分析をせずとも、「そもそもこいつは来るのか来ないのか?」などの仮説を組むスタート地点を決め、データを分析し、仮説を積み重ねていくことが大切になってきます。

そしてこの思考は、競馬だけでなく、通常のビジネスでも求められるスキルなはずです。

③仮説=どう馬券を買うか

すべてのデータ分析と仮説の積み重ねが完了したら、いよいよ馬券というアウトプットに落とし込んでいきます(仕事でいうと提案書です)。

ここで大事なのは、必ずアウトプットに残すということです。頭の中の思考がどれだけすごいものだったとしても、「物」に残さないと誰も評価してくれません。なので、買うことをおススメします!(お金をかけることに抵抗のある人は、「予想メモ」を残してみるだけでもいいかもしれません)

馬券の買い方については、また別の機会に紹介いたしますが、今回は、「予想を必ずアウトプットに残す」というところが大切なので、実践してみてください!

<競馬で練習するメリット>

データ分析と競馬の共通点が分かったところで、なぜ競馬がいいのかをご紹介します。

①仮説の検証がすぐできる(レース後)

データ分析をする上で、最も重要なところです。ビジネスでも提案から成果が出るまで一定の時間を要する場合がほとんどですが、競馬は、仮説→アウトプット→検証のサイクルがとても速いです。レース後、自分の仮説があっていたのか、レース動画を見てすぐ検証することができます。

②毎週どこでもできる

特別なことがない限り、競馬は毎週行われています。しかもどこにいても今はネットで馬券を購入することが可能ですので、机に向かって勉強することが苦手な人でも気軽に取り組むことができます。

③100円からできる

「ギャンブルは人生をかけた一点勝負」のように、ギャンブル=人生の沼と考える人は一定数いると思いますが、値段を決めて「勉強の投資」を考えて馬券を購入すれば、健全に競馬を楽しむことができます。

④仮説が正しかったら報酬(配当)がもらえる
 ※ビジネスマンとして大事

自分の仮説が結果として当たっているか否かを知れるだけではなく、当たっていたら配当金がもらえます。コンサルティングと同じですが、結果が良ければ、報酬が増えるというのを自分のお金で体感できることも、データ分析力が高まっていることを実感できる良いシステムだと考えます。

ここまで、データ分析力を鍛えるために競馬をすることのススメを書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
仕事帰りのアイスを我慢して、データ分析の勉強を競馬でやれば、将来への大きな投資となるでしょう!
競馬を博打と考えずに、将来への投資として100円かけると、半年後にはあなたのデータ分析力が格段に上達しているかもしれません!!

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