【大阪のみ】仏像のカリスマたち「醍醐寺 国宝展」
こんにちはアート王子です。
今回は大阪中之島美術館で開催中の「開創1150年 醍醐寺 国宝展」についてお伝えします!
開催概要
どんな展示?
6/15から始まった醍醐寺展の初日に行ってきました!
京都の名刹、醍醐寺所蔵の寺宝を紹介する醍醐寺展。大阪中之島美術館で仏像を展示するのは初めてじゃないかな?と思います!
醍醐寺は上醍醐と下醍醐両方に伽藍が配置されていて、戦火を逃れた上醍醐の秘宝が多く残り、ユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
名前の通り醍醐天皇や復興に寄与した豊臣秀吉、場所制定に関与した翁の姿をした神が泉の水を飲み「醍醐味」と言った逸話が残るなど、何かと身近な醍醐寺のお宝を見ることが出来ます。
展示構成
感想
展示は3部構成ですが、間に番外編のようなコーナー展示もあり、すごく見やすかったです。
バカ強そうな「大威徳明王像」
良かったなーと思ったのが、仏像が6面、6本の腕、6本の脚などめちゃくちゃかっこよかった。
僕の好きな奈良、興福寺の阿修羅像でも3面、6本の腕、2本脚なのに、「大威徳明王像」なんか、すべて6!光背は炎(ほむら)型、牛に乗る。という仏像のかっこいいところてんこ盛りな構成で胸熱でした!(しかもガラスケースに入ってない)
悟り切ったフリーザ様ぐらい強そう「如意輪観音坐像」
メインビジュアルになっている「如意輪観音坐像」も想像していたより小さかったのですが、6本腕に、片膝を立てて座り、頬杖をつく、余裕というか最強感を醸し出し過ぎていました。
観音様ってもっと100%優しい!ってイメージだったものが破壊されました。
僕のアイドル「不動明王坐像」
僕がトップクラスで好きな不動明王もあの快慶が作り「不動明王坐像」として展示されていました。色も残っていて威圧感すごかった!
つい最近、奈良国立博物館で空海展が行われていましたが、密教もめちゃくちゃ関わっていて、曼荼羅や密教宝具なども展示されています。(まるで最近の呪術廻戦の両面宿儺のデザイン!)
それだけでは飽きそうなので、後半は修行の修験者の装備(って言っていいのか?)の展示や
醍醐寺復興の手助けをした豊臣家にまつわる煌びやかなもの、豊臣家が好んだ花見にまつわる現代作家の作品で締めくくられ、とても見やすい内容になっていました。
ある程度お客さんはいましたが、混雑することなく見れました。年齢層は高めですが、外国人観光客もたくさんいました。