ブルーピリオド展 in 大阪 「アートシーンにおける才能について僕なりに考える」
こんにちはアート王子です。
今回は大阪南港ATCギャラリーで開催中の「ブルーピリオド展 in 大阪 ~アートって、才能か?~」を体験してきたのでご紹介します!
ブルーピリオドって?
漫画「ブルーピリオド」
作者 山口つばさ 講談社 月刊「アフタヌーン」で連載中
主人公 矢口八虎(やぐちやとら)は高校生で、勉強もできるイケメンでありながら、タバコ・酒・ピアスもする不良優等生。
友人たちとダラダラ過ごす日々を変えたのは美術室で見たある先輩の絵。
美術の授業で、オールした夜明け前の「青の渋谷」を描いたことによって自分が表現したい事が見つかり、藝大受験を目指す。
美術予備校では同じく藝大受験を目指す、天才やライバル達と出会う。
受験当時、体調不良や自画像のための手鏡が割れてしまうというハンディキャップを負いながら、そこに何かを見つける八虎。
無事、藝大に受かる八虎。
一方、幼馴染の「ユカちゃん」こと女装美人(イケメン)、鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)は自分が進みたいのは「日本画」ではないと悟り、画用紙にバツ印を描いて受験会場を後にする。
同じく合格した、切磋琢磨してきた天才、高橋世田介(たかはしよたすけ)。
藝大主席を姉に持ち、藝大サラブレッド家系の桑名マキ(くわなまき)は藝大に落ち…。
ここまでがアニメ「ブルーピリオド」でも放送されており、今回のブルーピリオド展もこの範囲での展示になります。
東京藝大に入ってからの方が、キャラクターが濃くて、結構エグいので僕はそっちの方が好きなんですが…
開催概要
感想
とても良かった!
ただの展示ではなく、美術らしいセット(ベニヤ板や木工パネル)や劇中に登場する作品(現役のアーティストの作品)が展示されていたり、受験風景をセットで再現したり、とてもクオリティ高かったです。
僕の好きなキャラ"村井八雲"(むらいやくも 藝大の同級生)は藝大に入ってからなので登場は少なめでした。
僕はアニメで「ブルーピリオド」を知って、そこから漫画を最新刊まで読んだのですが、アニメ化されている藝大受験までのストーリーに久しぶりに触れる事が出来たので、「あー、そんな事あったなー」と思いながら、山口先生の描く「挫折や葛藤」「やってやるぞ!という熱」を再認識して熱くなりました。
後半は山口先生の仕事風景や原画、公開が予定されている映画の資料や衣装が展示(映画の内容は大阪展から)されていてとてもワクワクしました。
橋田悠(はしだはるか)というインテリ高身長関西弁おさげという予備校時代のキャラが豊富な知識で他のメンバーに解説していくのですが、藝大編からはあんまり登場しないので、そのウンチクが懐かしかったし、その知的で八虎やみんなに解説してくれるキャラは藝大編からは八雲が担っているなと再発見しました。
ちなみに僕は"世田介くん"(高橋世田介 たかはしよたすけ)も好きです。
名字が一緒だし、天才ゆえに人とのコミュニケーションが苦手ながら、動物に好かれるし、その危うさから八虎はじめ意外とみんなから好かれるし、ポケモンが好きだし、意外と共通点が多い。不器用さが一番共感できるキャラでもある。
展示は、混雑していなくてとても良かったです!動画以外は全て撮影可能でした。
若い人が多いですが、年上の人も見にきていてアートスポ根漫画の裾野の広さを感じました。
アートって才能か?についての僕なりの考え
副題の「アートって、才能か?」
について僕なりの見解は、アートに限らず、才能によるスタートダッシュのタイミングの速さ、スタートしてからのブースト力はあると思うが、結局は「継続力・量」×「運」だと思うので、才能だけでは死んでしまうと思う。「苦しいことも続けられる才能」と言ってしまえばややこしくなるものの、「体力(物理的・精神的)」が無ければそもそも続けられないと思うので結論、才能ではない。
しかし、ことアートによっては何万枚描こうが"センス"(作家性、時代)が悪ければ評価されない(もしくは死んでから評価される)ので、才能の比重は結構大きいのではないかという仮説を持っています。
山口先生ありがとう!
ブルーピリオド
本屋でマンガの存在を知ったのですが、アニメ化させると知ってアニメ「ブルーピリオド」を現役で毎週見てました(Netflixの配信だったかな)
結論、めちゃくちゃ面白い!
熱い!葛藤が沁みてつらい!同じような経験は「ハイキュー!!」でも感じたのですが、毎週心を揺さぶられました。
アニメの放送が終わってからも、続きを漫画で読んで、その後も結構エグくくてめちゃくちゃ面白い。
最新刊では八雲や八雲周りの過去編が明らかになって、これまた痺れる。
アニメが終わってから美術館巡りも好きになって、アートが好きになったきっかけでもあります。山口先生ありがとう!
会場風景
会場は動画撮影はできませんが、写真撮影は可能でした。ちょっとだけご紹介します。
自分で好きな絵を選ぶところも!
石像×ブルーピリオド
劇中作品も
東京藝大受験シーン
会場グッズ
大阪展限定販売も
会場では「ブルーピリオド展」限定グッズや「ブルーピリオド」関連グッズもたくさんありました。
↑大阪展からのお守りやトートバッグもありました。300個限定らしいので、ほぼ大阪展限定です!(僕はお守りを買いました)
公式図録
公式図録¥3,000(講談社)
講談社から出ているので会場以外でも購入可能です。
ちなみに僕は東京展開催後に存在を知ったので、Amazonで本だけ買いました。(大阪展開催されてよかった!)
大阪南港ATCギャラリーで開催
いかがでしたでしょうか?
ブルーピリオド展は大阪南港ATCギャラリーで開催中です。
大阪メトロ ニュートラム「トレードセンター前」駅で下車。梅田から30分程度です。
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