#174 身近に感じたランチェスター戦略 ~なるほどの局地戦の設計~
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
昨日、木下斉さんのジブン株式会社ビジネススクールに入学させていただき、早速課題のランチェスター戦略を取り入れた経験について振り返ってみました。
弱者の戦略をジブン株式会社経営にどのように活用していくかを考えている時に、最近出会ったgoodな体験が弱者の戦略である「局地戦、接近戦、一騎打ち」を再現可能な形で設計することで広域戦に持ち込む強者の戦略を組み合わせることで作り出されていると気づきました。
今日はその体験をランチェスター戦略に紐づけて考察します。
〇最近出会った「実は」素晴らしい足首のサポーター
私は社会人サッカーチームに所属し、週に2回ほど活動しています。
4歳からサッカーを始めたサッカー歴は30年を超えるベテランであり、これまでに何度も足首の捻挫を繰り返したため足首のサポーターなしでは怖くてプレーすることが出来ない体になってしまいました。
プレー中は足首を固定するこちらのサポーターを付けています。
多くのトップアスリート達が利用しているザムストというメーカーのサポーターです。
足首をしっかりとホールドしてくれるため、装着時には足首が固定され捻挫のリスクを軽減してくれます。ただ、捻挫予防のために足首の左右へのブレを抑制してくれる半面、縦の動きも制限されるためプレーしにくくなるというデメリットもあります。
予防のためにはなるべくしっかりホールドすべしという先入観があった中で、最近出会ったのが『アルキスタ』というサポーターです。
このアルキスタはかなりコンパクトでありながら、かかとだけをしっかりとホールドしてくれ、足首の左右へのブレは抑制しつつも前後への動きは制限せずにむしろ可動域を広げてくれます。
そのため、安定感というこれまで使っていたサポーターのメリットを残しつつ動きにくさというデメリットがなくなり、さらに足首の可動域は広げてくれるというプラスの効果もあるという素晴らしいサポーターです。
アルキスタの解説も紹介させていただきます。
〇局地戦、接近戦、一騎打ちによる物販提案
さて、私がこのアルキスタに出会えたのは、局地戦、接近戦、一騎打ちによる提案によるものです。
私は慢性的な腰痛を抱えており、根本解決に向けて近所の接骨院の骨盤矯正に通っています。
施術を受ける中で先生に足首の相談をした際に、アルキストを提案してくれました。
私が通っているのはヒューマンアジャストという企業の系列の接骨院で、スタッフが厳選する商品を扱う物販サイトを持っており、アルキストはそのサイトで扱っていました。
アルキストはダイヤ工業株式会社の商品で、接骨院の先生から紹介されない限り、私が出会うことはなかったと思います。
また、申し訳ないですがこの会社への認識もなく、アルキスタの紹介ページを見て購買する気にはならないため、出会ってたとしても購入することはなかったと思います。
それが、接骨院の施術患者に対しての物販提案という局地戦で、先生と患者という接近戦・一騎打ちの中で提案いただくことで、購入にいたりました。
施術を受ける中での先生のアドバイスなどで信頼感を得てから提案いただき、実際に試着して効果を実感しなければ購入のハードルを越えられなかったと思います。
〇広域展開のスキーム
美容院でシャンプーやトリートメントを販売しているように、専門性の高い方からの提案による物販はよくあるパターンかと思います。
ヒューマンアジャストは多店舗展開しており、社長メッセージでも売れる仕組み化の構築に力を入れていることがうかがえます。
HPをさらっと見た感じでも社員の研修にも力を入れており、各店舗内では弱者の戦略を持ち込みつつ、広域に店舗を展開しながらそれぞれの店舗での局地戦で成果を上げられる仕組み作りを行っており、まさにランチェスター戦略を使い分けているのだろうなと感じました。
ということで、最近出会った足首のサポーターの販売戦略をランチェスター戦略に紐づけて考察してみました。
単に局地戦を繰り返すだけでもなく無策に広域戦に広げるのでなく、局地戦をあちこちで繰り広げる仕組みを構築することで、ザムストのような絶対的強者と直接対決することなくしっかりと勝ちを作っていくことが出来るのだろうなと、非常に良い学びになりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。