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僕の就活体験記〜『地域おこし協力隊』という進路選択 第二章〜

さて、皆さまご無沙汰しておりました!

"コウヘイ"の就活体験記第2弾!を書いていきたいと思います!

第一弾を読んで連絡くれる方も沢山いて、本当に周りの人に恵まれてるなと感じる次第です😊

最近は雨の日が続いてますが、どんよりとした皆さんの心を晴らすように面白い記事を書きます!

読みに来てくださった心優しい皆さんに少しでも"笑顔"と"勇気"を!

(※今回も地域おこし協力隊の話は出てきませんが、優しい心で読んでいただけたら幸いです。)

今回は2020年2月から。世間ではジワジワとコロナウイルスが勢力を伸ばしてきていた時期にタイムスリップして書きたいと思います。

◼︎あるベンチャー企業の社長との出会い

時は2月。3月の就活解禁を控えたある日。
サークルの先輩から「山形で、あるベンチャー起業の社長が6時間セミナーするから参加してみない?」と誘われた。

"ベンチャー企業"

これまで見てこなかった領域である。(そもそも東北の学生はベンチャー企業との接触機会がかなり少ないと思う)

社名も聞いたことない。そして『6時間』という比較的ヘビーなセミナー。少しばかりのワクワクと若干の憂鬱な気持ちを抱えながら、迷った末に、セミナーに参加する事を決めた。


その時の私は、このセミナーで私の人生史上、最もパワフルな大人に出会う事となるとは思いもしなかった。

◎『6時間セミナー』に参加してみて

【セミナー内容】
・6時間セミナーとは嘘っぱちの7時間オーバーのセミナー。
・壇上に用意された500mlペットボトル8本をものすごい勢いで飲み干すパワフル社長。
・7時間のうち自社について1度も説明しない。

彼が山形に来た目的は採用活動ではなかった。

山形という偏狭の地の若者の為に、就職のこと、世界情勢のこと、未来のことをものすごい熱量で語る社長の姿に心が震えた…。「カッコいい…!」と思わされてしまった。

「自分もあんなカッコイイ社長になって、地方の若者に夢や希望を与えたい✨」

私はちょっとしたきっかけから、ロールモデルとなる大人に出会った。そしてその日から『起業』というキーワードが私の就職活動に加わった。


◼︎「手紙屋」との出会い

何度目の電話だろう…。夏のインターンシップに参加した某大手銀行からだった。

話しは逸れるが、就活時期、色んな企業から「説明会に参加してみない?」と電話がかかって来る煩わしさ。一度就活を経験した者同士なら、かなり共感できる事の一つではないだろうか?

「とりあえず座談会に参加してみない?」と何度も聞いた謳い文句。

正直、その企業に対する気持ちは0に近かった。私は上記の6時間セミナーに感化され、見事にベンチャー志望の学生となっていたからだ。

『起業』という夢を叶える為に、まずは小さな船(ベンチャー企業)を沈まないようにする操舵術を学ぼうという算段である。

しかし、断るのが苦手な私は「参加します」と答えてしまった。そして電話を終えた。

数日後、おそらくかなり偉いポディションの方と1対1の座談会が行われた。

私は選考を断ろうと必死だったのだろう。
選考を断る理由づけとして、自分のキャリアプランを長々と意気揚々と語ってしまっていた。

そんなおかしな大学生である私のキャリアプランを、その方は親身に聞いてくれた。

去り際に「君と似た考えをもった主人公のお話で『手紙屋』という本がある。よかったら読んでみなさい。」と勧められた。

帰り道、購入した『手紙屋』という本を読んで、私の就活への想いは大きく変化した。

就職活動中の主人公"僕"が、正体不明の"手紙屋"との10通の手紙交換を通して、将来の歩む道を見つけていくという物語。

なぜ働くのか?
就活生の永遠のテーマである問いのヒントがその本には散りばめられていた。

私は「より多くの人を笑顔にする為に働き、さらに多くの人を笑顔にする会社を生み出す為に、いつか『起業』したい。

そう思うようになった。

丁度その時期に見つけた、とある中学のプリントに「将来の夢:みんなから慕われる社長」と書いていた事も、きっと無関係ではない。

(サッカー部だからサッカー選手と安易に書いていた自分が、才能のなさに気づき、恥ずかしさを紛らわすために書いたものだったとは思うが笑)

◼︎コロナ到来の就職活動💦

就活解禁の3月1日。本来であれば、マイナビやリクナビの合同説明会に参加する予定だった私は、何故か自宅でYouTubeを見ていた。

コロナウイルスの影響で、対面での就活イベントが軒並み中止になってしまったからだ。

早期選考で、最終選考まで進んでいた2社のうち1社は採用を延期、もう1社からは「いつ選考受けに来るの?」と電話が入っていた。

このご時世の中で、早く決めてしまいたいと思いがある反面、両社とも夢の実現の為のキャリアステップとは思えず、結局就職活動を続ける決心をした。

しかし「より多くの人を笑顔にする」という抽象的過ぎる軸では、どの会社でも当てはまりそうで前に進めずにいた。

もっと具体的なイメージはあるのだけど、それを"言葉"に出来ずにいた。


◼︎就活の軸の発見👀

良いキャリアアドバイザーとの出会いは就職活動を飛躍的に進めてくれる。

私も3月の中旬、とあるインターンに参加したことがきっかけで、最高のキャリアアドバイザーに出会う事が出来た。

彼は私に真摯に向き合い、私の想いを見事に言語化するだけでなく、私の弱みについてもしっかりと指摘してくれるアドバイザーであった。

この時点での私の就活軸は大きく分けて3つ!

◎業務・仕事軸
目の前の人の"夢"を醸成し、"挑戦"を応援する事で『最高の笑顔』を共有する

※『最高の笑顔』

→1次的な面白い・楽しいという感情ではなく、夢の実現に向かって努力・挑戦してる時のワクワクを伴った笑顔。

"人を笑顔にする事"が私の小学校時代からの私の大きなキーワード。でもただ「笑顔にする」んじゃなくて、目の前の人と「笑顔を共有」したい!

◎将来へのスキル軸
将来の起業という夢の実現に向けて、20代で圧倒的に成長できる環境!

具体的には、マネジメントを学ぶ為に、3年以内にリーダーに昇格できる可能性がある所や新規事業の立ち上げフェーズに携われる会社を見ていました!

◎組織風土軸
挑戦を評価してくれる環境、夢や情熱を持った仲間と共に働ける環境

自分の過去を振り返り、自分が一番モチベーション高く、成果を発揮しやすい環境!"仲間と共に新たな事に挑戦していける"そんな環境を求めていました!

そんな軸を元に、徐々に説明会に参加し始めました。

◼︎オンラインが好影響!?

コロナウイルスの影響でオンライン説明会を実施する企業が増えたため、毎日3社ずつくらいの説明会に参加した。

この期間で見た会社は合計で約60社。

その中で上記の軸を満たしそう、かつ自分がワクワクした会社14社にエントリーし、早期選考で最終まで進んでいた会社を加えて、5月までに16社の選考を受けることにした。

勿論、落ちてしまった所もあったが、軸を満たしてる(自分とマッチした)会社を受けていた事もあり、順調に選考を進める事が出来た!

しっかり厳選して会社の選考を受けた方の中には「説明会や選考忙しくなかった?」と思う方もいるかもしれない。

しかし、この頃には"就活"は私に取ってすごくワクワクするものになっていた。


世の中を良くしようと熱いビジョンをもった会社やそこで働く社員の方々、今まで全然知らなかったビジネスモデル、そして就活を通した様々な経験がとても新鮮なものであった。

そしてこの頃には、就活を通して学んだワクワクをもっと沢山の人に感じて貰いたいと感じるようになりました。

その気持ちが現在「きゃりぽーと仙台」でのインターンや山大就活支援団体「ゼロカツ」の立ち上げへと繋げる事が出来ている事に、感謝です🙇‍♂️


そして何だかんだあり、

5月初旬に当時第一志望だった経営コンサルの会社から内定を頂く事ができた🙌

(急成長している経営コンサルの会社で沢山のビジネスに触れる事で、将来『起業』する際の様々な経験や人脈が得れると考えていました)


ここで就活を終えようかと思う反面、私の中では、就活を通した出会いや成長がここで止まってしまうのが怖いという気持ちが芽生え始めていた。

そして結局「後輩たちへ還元する為にもっと色々経験しておくべきだ」と自分の中で適当な理由をつけ、就活を続ける事を決断。


『そしてこの決断によって、私は就活で初めて"地域"という言葉に出会う事となるのです…!!』

さてさて長くなりましたので今回はこれにて終わりです。

次回はみなさんお待ちかねの「なぜ地域おこし協力隊というキャリアを選んだのか」について書いていきたいと思います!

(ここからのどんでん返しに期待です…!!)

ここまで読んでくれた素敵なみんなに今日も良い事がありますように⭐️


by いろんな人との出会いによって何だかんだ良い方向に前進出来てる"運の良い"コウヘイ

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