週刊牛乳屋新聞#80(もう中国のことが分からん)
牛乳屋です。今回は、自分が住んでいた国の文化や雰囲気が分からなくなったことをテーマにしていこうと思います。
中国で割り勘文化は無く、主宰者(もてなす側)が支払うのが「常識」でした。また、中国では分煙文化は根付いていませんでした。喫煙者は近くに誰がいようと、どこにいようと、なりふり構わずタバコをスパスパ吸って、床や皿に捨てるのが僕の知っている「常識」でした。
とはいいつつも、私が初めて訪中した2002年、留学していた2010-11年、生活していた2017-19年を振り返ると、少しずつではありますがマナーといえるようなものが普及しているのは知っていました。しかし、ここまでスピードが速く、大きく変化しているとは・・・驚きです。
私はかつて中国に住んでいた経験や今でもたまに中国人の友人と話すことがあるだけでなく、IT桔子、36kr、今日頭条を見ているので隣国の状況についてはコロナ禍でもキャッチアップをしているつもりでした。
中国の場合は、「自分たちのことは外の人よりも自分が良く知っている」、「外の人は悪い面よりも良い面を知るべきだ」といったこと念頭にした対外的に情報を発信している傾向が比較的強く、ネットの情報を鵜呑みにできません。そのため、一次情報を繋ぎ合わせることによって情報の確からしさを上げてきました。
その一次情報は現地の人々の服装、商業施設の店舗の移り変わり、街中で見かける広告、聞こえる会話の内容・・・等、社会に身を置いているだけで複合的に取得することができたような気がします。
2019年12月に上海と厦門に行った後、中国には一度も足を踏み入れていません。おそらく2022年も自由な渡航は不可能で、2023年も極めて難しいと考えています。日進月歩で変化する社会なので、4年間も行かないとなると、もう何が何だかサッパリ分かりません。
友人から、「中国では〇〇は流行ってるの?」と聞かれることがありますが、肌感覚で理解できなくなりました。仮に、2024年くらいに行けるとしたら、そこには自分が知っている社会とは大きく変わっているかもしれません。
僕のnoteでも、中国は~と語る時は、2019年以前の体験をもとにしています。アップデートができない以上、自信をもって中国の現状を自信をもって語ることが難しく思えました。
とはいえ、自分にとって中国で過ごした経験は人生の礎になっているのは確かです。礎を思い出しながら語るのも大事ですが、今の日本での生活を基にした記事を未来志向で書いていこうと思います!
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